マイケル・セイラー氏がADAをセキュリティで危険と指摘
MicroStrategyのマイケル・セイラー(Michael Saylor)共同創設者兼会長兼CEO(最高経営責任者)は、PoS (Proof-of-Stake)ブロックチェーンであるカルダノ(Cardano)のネイティブコインであるADAがセキュリティであると信じていると述べており、非常に危険であると指摘している事が分かった。
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MicroStrategyは、大量のビットコイン(Bitcoin/BTC)購入を優先しており、2020年8月、同社は「一次財務準備資産」として使用するために、2億5,000万ドル(約345.7億円)相当の約21,454BTCを購入、その後、同社はさらに多くのビットコインを購入し続けており、同CEO自身もビットコインの最大サポーターになっている。現在、MicoStrategyは約129,699BTCを保有している。
セイラーCEOの発言にカルダノのホスキンソンCEOの不満が募る
セイラーCEOは初のBTC購入以降、同社の株式のパフォーマンスを誇っているほか、YouTubeにアクセスして、PoSネットワークについての意見を表明し、PoSネットワークは証券であるため、非常にリスクが高くなると警告し、次のように語っている。
私の意見では、ビットコインはデジタル商品です。プルーフオブステークネットワークはすべて証券であり、すべて非常にリスクが高いと思います。規制当局は、継続を許可するかどうか、または継続を許可しないかどうかを決定します。
当然、このような警告を耳にしたカルダノのチャールズ・ホスキンソン(Charles Hoskinson)CEOは、これらのコメントにまったく満足していないどころか不満を募らせている。ホスキンソンCEOはセイラーCEOを仮想通貨世界の「トーンベイ(※Tone Vays=ビットコイン・マキシマリストとしても知られる仮想通貨トレーダートーン・ベイ氏の事)」と呼び、その後、彼はカルダノがビットコインと比較してどれほど優れているかを説明している。
多くの人々は、セイラーCEOがビットコインに非常に強気である唯一の理由として、彼の会社が仮想通貨に非常に多額の投資をしているための発言であると考えており、厳しさを増す一方のクリプトウィンター(仮想通貨の冬)である今、どこまで仮想通貨ユーザーがセイラーCEOの警告を受け止めるのかは謎である。