Binance、セキュリティ上の懸念からナイジェリアのアカウントを制限

Binanceがナイジェリアユーザーのブロック理由を明かす

世界最大の仮想通貨取引所の1つであるBinanceは、一部のナイジェリアのユーザーの個人アカウントがブロックされていた件で、同取引所は、マネーロンダリング防止規制に準拠し、トレーダーのプラットフォームのセキュリティを確保することを制限していると述べていることが分かった。

NEXTMONEYの2022年1月27日付特集記事「Binanceがナイジェリアのユーザーアカウントをブロックして非難される」で報じているように、Binanceがなんの理由の説明もなくBinanceアカウントをブロックしたと複数のナイジェリアユーザーがSNSなどで不満を吐露。その後、調査に乗り出すことを約束していたBinanceが新たに、公式サイトの声明で次のように理由について説明した。

顧客を知る、マネーロンダリング防止対策、法執行機関との協力、アカウント制限などの保護メカニズムは、私たちのコミュニティが保護されたままであることを保証するために実施されています。ナイジェリアの281の口座のいくつかは、これらの個人口座の制限の影響を受けており、これらの事件の約38%は、国際法執行機関の要請により制限されています。


迅速な解決を約束

Binanceプラットフォームで取引している多くのナイジェリア人は、最近、取引を開始または完了できないことを訴えていた。

2021年、ナイジェリア中央銀行が貸し手に仮想通貨取引所と取引しないように要求し、仮想通貨トレーダーのアカウントをシャットダウン。このような状況にもかかわらず、ナイジェリアユーザーらは引き続き仮想通貨を使用し、インフレやナイラのスライドをヘッジし、送金を行っている。ドイツの市場および消費者データを手掛けるStatistaの調査によると、ナイジェリア人は、このような資産の1人あたりの割合が世界で最も高いとされているという。

なお、今回の件でBinanceは、79のアカウント制限ケースを解決し、解決プロセスを迅速化するために、より多くの顧客サービス担当者とリスクエージェントを配置することを計画しており、次のように述べている。

法執行に関連しないすべての事件は2週間以内に解決されるだろう。

Binanceがナイジェリアのユーザーアカウントをブロックして非難される

2022.01.27