ウォーレン米国上院議員がステーブルコインの影響について語る
エリザベス・ウォーレン(Elizabeth Warren)米国上院議員は、DeFi(分散型金融)についてのウォーレン氏の留保を表明し、ステーブルコインが投資家に与える可能性のある影響について述べた事が分かった。
マサチューセッツ上院議員は12月14日(火曜日)、ステーブルコインが議論されている間、上院銀行委員会との公聴会で同氏が考えている懸念事項について話した。公聴会で、ウォーレン上院議員は、ステーブルコインの実行が米国の金融システムに潜在的な脅威をもたらすかどうかについて、ワシントン大学のヒラリー・J・アレン(Hilary Allen)教授とのセッションを実施。アレン教授は、トークンを信じなくなった人々によるステーブルコインの大量償還は、従来の市場に大きな影響を与える可能性は低いと答え、同教授は、その影響はおそらくDeFiシステムによってより感じられるだろうと主張した。
ウォーレン上院議員の意見では、ステーブルコインの価値は間違いなく急落するだろうとすぐに反論。これは、ステーブルコインが、特に規制外で、DeFiエコシステムの一種のバックボーンを提供するためである。同上院議員によれば、ステーブルコインの価値が急上昇した場合、その影響は伝統的な金融によって直接感じられると述べている。
米国上院議員が金融の分散化を批判
米国上院議員であるウォーレン上院議員が金融分散化を批判し、その理由について、次のように語っている。
DeFiは仮想通貨の世界で最も危険な部分です。
同議員は、予想されているように、市場が事実上規制されていない事で詐欺やさまざまな形態の違法行為が繁栄する可能性がある場所を提供すると述べている。また、パートタイム投資家や初心者トレーダーは、気が付かないうちににDeFiでテロリストと取引している可能性があると付け加えた。これらウォーレン上院議員の主張に対してアレン教授は、違法行為との関係を正確に認めていない。アレン氏は、現在のところ、DeFiは金融の安定性に影響を与えない程度に抑えられていると考えているが、その成長があれば、同教授はDeFiが従来の金融システムに本当に脅威を与える可能性があると考えている。