マスクのミーム嘲笑ツイートで暴落
ドージコイン(Dogecoin/DOGE)の熱烈なサポーターとして、世銃の仮想通貨サポーターから注目され続けているイーロン・マスク(Elon Musk)氏は、度々ツイートで仮想通貨価格が上昇してきたが、今回は仮想通貨ファンを嘲笑するミームを投稿し、その後クラッシュした事が分かった。
— Elon Musk (@elonmusk) December 4, 2021
マスク氏による問題のTwitterは、12月4日(土曜日)にツイートされたもので、同氏が分散型自律組織(DAO)とWeb3愛好家と仮想通貨ファンをあざけるツイートをした後、上位3つの仮想通貨はそれぞれ下落し、ビットコイン(Bitcoin/BTC)は12%の下落を記録。しかし、マスク氏の問題のツイートは、当NEXTMONEYの特集記事「イーロン・マスクの弟キンバル・マスク氏が分散型慈善活動プラットフォームを立ち上げ」で報じたように、実弟であるキンバル氏によって分散型慈善活動プラットフォーム(Web3)の立ち上げにより、触発された可能性があるものの、マスク氏は問題のツイートにつぶやきは含んでいない。
CoinMarketCapより画像引用
CoinMarketCapの調べによると、4日の14時前に急落し、その後1日かけて微上昇したものの、12月6日17時半時点でのビットコイン価格は、1BTC=5,434,000円台後半で推移しており、前日同時刻比-2.91%、1週間で-16.60%下落し、時価総額も102兆4,708億円にまで下がっている。
Web3に対する正確な定義はあいまいだが、「Web 3.0」は、人々がブロックチェーンやその他の最先端技術の助けを借り、データ所有権を取り戻すという、インターネットのユートピア的なビジョンとして請求されている。コーネル大学のジェームス・グリメルマン(James Grimmelmann)教授は、Web3.0を「ベーパーウェア」と表現している。なお、ムスク氏は派手な言葉は「BS」のように聞こえたとツイートしているほか、業界内での詐欺の急増に関するドージコイン(Dogecoin/DOGE)の共同創設者であるビリー・マーカス(Billy Markus)氏によるツイートに対し、NFT(非代替トークン)の非難もしている。マスク氏のツイートが仮想通貨市場に深刻な影響を与えたのはこれが初めてではないものの、少なくともマスク氏の家族間問題によって引き起こされたものではないだけに、今後の兄弟間でのWeb3関連にツイートにも多くの仮想通貨ユーザーが注目しそうだ。