Binanceは2,000億ドルの評価で政府の資金提供を求める

Binance Singaporeが投資と政府資金の確保を模索

大手仮想通貨取引所Binanceのシンガポール支店にあたるBinance Singaporeが、2,000億ドル(約22兆132億円)の評価で、投資と政府資金からの保護を確保しようとしていることを中国のジャーナリスト、コリン・ウー(Colin Wu)氏がツイッターで報じたことが分かった。

Twitterスレッドは、BinanceのAUM(Assets Under Management=運用資産残高)を第1四半期のCoinbaseの利益と比較した。ただし、Binanceの4倍の利益が、2,000億ドル(約22兆円)の時価総額で堅調に推移しているのと比較して、Coinbaseは第1四半期に8億ドル(約880億円)を稼ぎ、現在の時価総額は542億ドル(約6兆円)にすぎない。

規制当局の承認を達成するためのBinanceの取り組み

今回分かったBinance Singaporeの政府からの資金提供を求める動きは、次の政府資金調達ラウンドによる規制当局の承認を達成するためのBinanceによる取り組みと見なせる。

同取引所は、8月23日(月曜日)、MAS(Monetary Authority of Singapore=シンガポール金融管理局)の元コーポレートファイナンスディレクターを13年間務めた経歴を持つ、BinanceSingaporeのCEOに任命したことを発表。この動きはBinanceに対する各国の規制強化に対する企業努力を浮き彫りにしていると思われる。

Binanceは外部資金を拒否

コリン・ウー氏は、BinanceSingaporeがSequoiaCapital(セコイア・キャピタル)の投資を拒否したことを指摘している。

Binanceのジャオ・チャンポン(趙長鵬:Changpeng Zhao)CEO(最高経営責任者)は、取引所が単なる外部資金の蓄積ではなく、規制当局と関係のあるベンチャーキャピタルとの協力を追求していると述べている。Binanceはこの決定を下し、世界的な規制の取り締まりの中で規制の高みを獲得するという目標をさらに推進した。さらに同取引所は最近、シンガポールへのソブリンファンド投資を見て、政府の資金調達ラウンドの主張を強化しており、コリン・ウー氏は次のようにツイートしている。

日本語訳)
シンガポールのソブリンファンドであるテマセクの子会社であるVertexVenturesは、BinanceSingaporeに投資しました。今BinanceGlobalに投資するのは理にかなっているようです。その前提は、政府がリスクを冒すことをいとわないということです。/span>

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