FCAがスタンダードチャータード銀行とノーザントラストのクリプトカストディを承認

ZodiaCustodyがFCAの承認を獲得

ロンドンに本拠を置き、世界70カ国に事業ネットワークを展開する世界的な銀行金融グループスのタンダードチャータード銀行(Standard Chartered Bank)とNorthern Trustのデジタル資産合弁事業であるZodiaCustodyは、金融行動監視機構から規制当局の承認を受け、仮想通貨ビジネスとしてクライアントに商用サービスを提供している。

Zodia Custodyは、英国のマネーロンダリング規制に基づいてFCA登録を付与された9つの仮想通貨ビジネスの1つであり、一定期間のテストの後に商業活動を開始した。機関投資家向けの市場を目指し、最初に最も一般的に取引される仮想通貨、ビットコイン(Bitcoin/BTC)、イーサリアム(Ethereum/ETH)、次にXRP(XRP)、ライトコイン(Litecoin/LTC)、ビットコインキャッシュ(Bitcoincash/BCH)の保管を提供するとのこと。これらは、主要仮想通貨取引所で取引される総資産の約80%を占める。

シンガポールの金融機関の一つであるSCVenturesのアレックス・マンソン(Alex Manson)氏は、次のように述べている。

私たちは、持続可能で安全かつ責任ある方法で仮想通貨に投資したい機関投資家に向け、サービスを提供するという明確な目標を掲げて、ZodiaCustodyを設立しました。私たちの目標は、基準を引き上げ、エコシステムを成長させ、初期の業界が成熟し、機関投資家、そして最終的には社会全体に受け入れられるようになることです。

事業の立ち上げは、両機関によるデジタル資産市場への幅広い進出の一環で、スタンダードチャータード銀行はコアテクノロジープロバイダーであるMetaco(メタコ)に投資しており、タイの中央銀行であるタイ銀行(Bank of Thailand)および香港金融管理局(Hong Kong Monetary Authority)と協力し、国境を越えた資金移動のための分散型元帳の相互運用性を模索している。

2020年、ノーザントラストとBondEvalueは提携して、シンガポール金融管理局と協力して、細分化されたブロックチェーンベースの債券の最初の取引を完了している。

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