億万長者の投資家ドラッケンミラー氏、ビットコインを保有
億万長者の投資家として知られるStanley Druckenmiller(スタンレー・ドラッケンミラー)氏は、自身がビットコインを保有していることを明らかにした。米CNBCのインタビューでBTC保有を明らかにしたドラッケンミラー氏は、自身のBTC保有のほか、ビットコインと金への投資行為を比較して、13年前の誕生以来、ビットコイン市場の安定化が進んでいることを強調した。
120億ドル(約1.3兆円)規模のヘッジファンドDuquesne Capitalの創業者であるドラッケンミラー氏は、将来的には全ての大手銀行、投資銀行がビットコインやそれに類似する資産を保有することになるとコメント。次のようにビットコイン保有について言及した。
私はビットコインよりも何倍もの金を所有していますが、率直に言って、私のビットコイン投資量は金よりも大幅に少ないため、おそらくよりうまく機能するでしょう。
ゴールドとビットコインの相関関係
金とビットコインの相関関係は以前から注目されており、ここ最近どちらも上昇傾向にあることからもその傾向がなおさら現実味を増している。実際に、COVID-19ワクチンに関する製薬会社ファイザーとバイオエヌテックからの後期COVID-19ワクチンの取り組みに関するニュースが報道された際には、ビットコインと金の両方が5%以上下落している。
またドラッケンミラー氏は、数週間からドルをショートポジションとして保有していると伝えられており、3年から4年のドルの下落を見込んでいると語った。最近ではツイッター創設者であるJack Dorsey氏もビットコインの買い増しを明らかにするなど、富裕層や投資ファンドのビットコイン投資が過熱している。
ドラッケンミラー氏は最後に、「ミレニアル世代と米シリコンバレーの企業の両方にとってビットコインは価値の保存手段をはじめとして多くの魅力があります。」と結論づけ、将来のビットコインの可能性について意欲的な考えを持っていることを明らかにしている。
記事参照:CoinDesk