マイニング大手ビットメイン、新型マイニングマシンを発表

マイニング大手ビットメイン、新型マイニングマシンを発表

中国に本拠を置く、大手マイニングマシンメーカーであるBitmainは、95〜110兆ハッシュ/秒(TH / s)を処理​​する2つのAntminer S19シリーズモデルという新しいマイニングマシンの発売を発表した。新たに発売されるマイニングマシンAntminer S19 Proモデルの速度は110TH / sおよび29ジュール/テラハッシュ(J / TH)で、Microbtの最新のWhatsminer M30Sモデル(86TH / s)よりも24兆ハッシュ/秒高速で約1.5倍ほどのスピードを可能にしているようだ。

ここまでの速度が可能になった理由として、S19シリーズに23TH/Jの電力効率を実現した新型カスタムチップを採用したことや、さらに電源や回路の改善により、優れた計算速度と電力効率を実現したとしている。今回発表された大量のテラハッシュを詰め込んだ2台の新しいマシンですが、マシンの写真と仕様は公表されているものの、同社のWebサイト上では出荷日は未定となっており、具体的にいつからこのマシンが利用できるようになるのかは定かではないようだ。

しかし、最近コロナウイルスの影響で1月より一時的生産・出荷業務を停止していた中国の大手マイニングマシン製造企業MicroBTが、仮想通貨マイニングマシンの生産を再開したこともあり、出荷日はもう間も無くではないかとの予想もあるが依然として人員不足であることから、大規模なマシン出荷は未だ難しいのが現状とのこと。

ビットコインの半減期が5月に迫っている中で、ハッシュレートの低下など大きな影響を見せているが、ビットコインマイナーとしては、できるだけ早くマイニングマシンのアップデートを試みたいところだろう。