QURAS(キュラス)プロジェクトチームとBona Trust Corporationが複数の承認権限者を設定した完全匿名化ファイル共有ソフトのベータ版を共同開発に成功

QURAS(キュラス)プロジェクトチームとBona Trust Corporationが複数の承認権限者を設定した完全匿名化ファイル共有ソフトのベータ版を共同開発に成功

マレーシア、クアラルンプールより2019年12月16日 – QURASプロジェクトチーム(ブロックチェーン開発事業者、香港特別行政区)とBona Trust Corporation(信託業及び会社秘書役サービス、マレーシア連邦領ラブアン経済特区)は機密情報を管理するための完全匿名化ファイル共有ソフトのベータ版を共同開発しました。

この取り組みは、世界で初めて完全に匿名化されたスマートコントラクトを実装したプロダクトを生み出すことに成功しました。両プロジェクトチームは2020年1月に予定しているQURASプラットフォームのテストネット上での実証実験に向けてアップデートの準備を進めています。

(動画:Quras Wallet | File Encryption and Delivery)

近年、金融分野をはじめとした、多くの企業や行政を含む産業分野においてサイバーセキュリティーに関する危機意識が急速に高まっており、当該領域における対策方針の見直しと、さらなる対策費用の拠出に迫られています。

しかしながら、大企業や行政と比較した場合、中小企業(SME’s)はこれらの取り組みに専門家の余剰配置や多大なコストをかけられないことも事実です。

そこで上記の解決策として、両社の技術チームは完全に匿名化されたスマートコントラクト上で、複数の承認権限者を設定し、完全に匿名化されたファイル共有ソフトを共同開発しました。

これにより、わずかな費用を支払うだけで、極めて機密性の高い情報管理を実現できる効果が期待できることになります。なお、予算として消費するQURASガス(XQG)はQURASコイン(XQC)を保有することで18秒ごとのステーキングによって保有者全員のウォレットに、保有枚数に応じて配布される仕組みとなっています。

(動画:Quras Wallet | Smart Contact with Assets)

ソフトウェアの概要

当ソフトウェアの仕様及び特徴について、概要を簡単に説明します。

  1. 複数の承認者を設定し、QURASガス(XQG)を支払い、ファイルをブロックチェーン上(厳密に言えば「ノード」)へアップロードを行う。
  2. ファイルをダウンロードする際は、複数権限者の承認(マルチシグ)を行うことでダウンロードが完了する。

上記はスマートコントラクトを応用した非常にシンプルな仕組みですが、これは銀行送金の複数署名者をイメージするとわかりやすいかもしれません。

例えば、経理部では会社の資金を管理し、日々多くの入金と出金があります。この業務を行う場合、経理部のスタッフが意図しない入力ミスを事前に防止し、誤送金を抑止するための仕組みが必要になります。

この時、複数署名権限を設定しておけば、経理部の責任者が適切な経理処理が行われているか最終確認を取らないかぎり、送金処理を実行することはできません。また、複数承認権限が必要なため、責任者でさえ単独で悪意のある操作を行うことはできなくなります。

たしかに、この仕組みはスマートコントラクトが実装されている従来のブロックチェーンでも同様のことが実行できます。従来のスマートコントラクトもプライベートチェーンとして公開範囲を指定できるため、公開内容が指定範囲内においては保護されます。

その一方、QURASのプライベートチェーンの特徴は、公開範囲を指定できる従来の機能に加え、その公開範囲がすべて匿名化できる点において、プライバシー保護の観点からも大きな意義があるといえます。この点が両者の本質的な違いとなります。

したがって、QURASのプラットフォームを使用した場合、あらゆるデータを匿名化することを可能にし、意図しない情報の漏洩を防止する効果があると考えられます。

結論として、匿名技術は、送金情報や機密情報を取り扱う「金融機関」、個人データを大量に取り扱う政府などの「行政機関」、国家機密や軍事情報をやり取りする「防衛産業」など、あらゆる産業分野において今後、必要不可欠なものとなると考えられます。

今回の共同開発は、プライバシー保護におけるひとつの効果的な解決手段を提示した実験結果であり、ブロックチェーンの歴史に大きな社会的な意義を与えたといえるでしょう。

開発の成功にあたり、それぞれのプロジェクトマネージャーからのメッセージを以下のとおり掲載します。

角谷茂樹 – QURASプロジェクトチーム (創業者/CEO 最高経営責任者)

QURASプロジェクトチームの角谷茂樹です。

まずは今回、Bona Trust Corporation様との共同開発が無事成功したことを皆様に報告いたします。渡邉氏は私の大事な友人であり、QURASプロジェクトにおけるシードステージの投資家であり、またエグゼクティブアドバイザーとして当プロジェクトの開発管理や戦略提案に大きな貢献をしてくれている人物です。

いつも私たちが話しながら改めて考えることは、「技術とは何か?」ということです。どれだけ素晴らしい技術を開発しても、それが多くの人々に受け入れられ、実社会で活用されなければ何の意味もありません。QURASとは料理に例えれば、万能包丁のようなもので、人々に喜んでもらえる料理(技術の応用)を提供して、はじめて真の本質的価値を持ちます。つまり、QURASとは本質的にはプラットフォームであり、ただのツールにすぎません。

その意味で、QURASという匿名化されたプラットフォームは、原野の中にようやく小さな建物ができた状態です。私たちの現在地はまさにその一歩を踏み出したところです。これから多くのプロジェクトチームや技術者の方々がQURASプラットフォームを活用し、たくさんのプロダクトを生み出すことで、原野を開拓し、このサイバー空間の中に大きな街が広がっていく光景が、今回の開発を通して鮮明にイメージすることができました。

QURASとはCure(治癒する)を意味する単語から生まれた言葉です。私たちの起源は、医療カルテに含まれるプライバシーを完全匿名化し、診察を受ける人々が世界中どこでもかかりつけの医療サービスと同様のサービスを受けられることを理念として誕生したプロジェクトでした。

今回このような形でこれまでの開発が実を結び、実際の金融機関で活用される可能性を持ったことが、大きな確信につながりました。メインネットの稼働に向けて開発を進めて参りますので、引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。

渡邉雄大- Bona Trust Corporation(創業者/マネージングディレクター 代表取締役社長)、QURASプロジェクトチーム(エグゼクティブアドバイザー)

Bona Trust Corporationの渡邉雄大です。

今回の共同開発は、弊社のISM(Information Security Management=情報セキュリティ管理)プロジェクトの一環として実施されたものです。QURASプロジェクトチームの皆様には技術協力に多大な貢献をいただきましたことを深く感謝いたします。今回の共同開発の結果、完全匿名化によるクライアント情報のプライバシー保護に向けて大きな一歩を踏み出すことができました。

世の中には完璧なものは存在しません。その意味では、全ての物事は未完成(ベータ版)であり、常にアップデートし続ける必要があります。すべての理論は誤っていると言えば誤っていて、正しいと言えば正しいものです。理論の誤りや正しさを検証することは、自らの不完全な知識や理想を検証すること、すなわち自己を検証することに他なりません。最も大切なことは、そこから何か役に立つ手掛かりを見出すことにあります。

分散型台帳技術(ブロックチェーン)は改ざんが極めて困難な技術であり、当事者のみが閲覧可能な匿名スマートコントラクトを実装させることにより、契約の締結から、契約条件の確認・履行、所有権の移転手続までを自動的に実行させることが可能となります。主に、金融機関では非公開の会社登記情報、NDA(=Non-Disclosure Agreement、秘密保持契約)等の流出を防ぐ効果が期待できます。

これまでの信頼できる第三者機関に代わり、スマートコントラクト上で自動執行される時代(トラストレス社会)が間もなく到来します。だからこそ、信用を担保として仲介業務を担う金融機関はいち早く変化に対応する必要があると感じています。弊社はフィンテック領域における信託ベンチャーとして、引き続き開発を進めて参ります。

さて、QURASプラットフォームは間もなくテストネットを稼働します。このタイミングでプロダクトのテスト開発に踏み切ったことは、次に続く開発者の方々のためにも大きな意味があったと思っています。

QURASプラットフォームは2020年2月に予定されているメインネットへの稼働へ向けたスケーラビリティ問題や、その後の複数プログラミング言語開発環境の準備、量子耐性についての議論など、私たちはアップデートを重ねながら、何度もリバランスと軌道修正を実施していく必要があります。

相互で連携し合う暗号化技術のバランスが最適化され、人々の生活の一部として受け入れられるようになった時、QURASがどんな未来を私たちの前に連れてきてくれるのか、とても楽しみにしています。引き続き、皆様の暖かいご支援のほどよろしくお願いいたします。

会社概要

Company name CIPHER TECONOLOGY LIMITED (QURAS project management company)
Project manager Shigeki Kakutani
Nature of Business Blockchain development, Cipher technology development, Anonymity smart contract service provider
Date of Incorporation March 26, 2019
Company Address Unit 2302, 23/F, New World Tower 1, 18 Queen’s Road Central, Central, Hong Kong S. A. R., China

 

Company name Bona Trust Corporation
Project manager Yudai Watanabe
Nature of Business Trust and Corporate Service Provider
Date of Incorporation October 17, 2018
Company Address Unit Level 9F(2), Main Office Tower, Financial Park Labuan, Jalan Merdeka, 87000 Federal Territory of Labuan, Malaysia

 

  • Website: https://quras.io/en/
  • Twitter: https://twitter.com/qurasofficial
  • Telegram Group: https://t.me/QurasOfficialGroup
  • Medium: https://medium.com/@qurasofficial
  • Contacts: info@quras.io
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