米取引所Poloniexにて、仮想通貨イーサリアム(ETH)が20%急落
米国の大手仮想通貨取引所Poloniex(ポロニエックス)は2日、時価総額ランキング2位の仮想通貨イーサリアム(ETH)が突如急激な下落を記録し、わずか一瞬で20%の下落率を記録した。
今回の突如発生した急落は「フラッシュクラッシュ」と呼ばれ、仮想通貨取引所で稀に発生する現象である。フラッシュクラッシュは誰も予想することができず、防ぎようがないのが特徴である。
チャートを見てわかるように、仮想通貨イーサリアム(ETH / BTC)は、0.0211BTCから約0.0170BTCまで一気に下落している。また、フラッシュクラッシュによる暴落であるため、価格が下落したのと同様に、瞬時に価格は上昇。このわずかな時間の間に注文を完了させたユーザーに身が得をする形になっている。
過去にフラッシュクラッシュと要因
実はフラッシュクラッシュの厳密な理由は不明のままである。しかし、イーサリアム(ETH)がこのような下落(フラッシュクラッシュ)を体験したのは初めてではないのだ。昨年12月、米国の機関投資家向け取引所であるCoinbase Proにて、約100ドルから13ドルまで急激な下落が発生している。
この種の異常な価格の動きには、様々な憶測が付きまとっている。仮想通貨の資金調達ICO(イニシャル・コイン・オファリング)による集めた資金のキャッシュアウトや、クジラが売り注文を間違えたなど、様々な要因が考えられているが、実際の原因は不明のままである。