トム・リー氏、「ビットコインの下落要因はパウエルFRB議長のコメントによるものである」
ビットコインをはじめとする仮想通貨市場のアナリストとして知られ、これまでいくつものビットコインに関する価格予想を行なってきた米国Fundstrat社の創設者であるトム・リー氏は、自身の公式ツイッターにて、ビットコインの下落要因を述べた。
同氏は昨日(11日)のビットコインの短期的な暴落が「ジェローム・パウエルFRB議長のコメントによるものである。」と自身の考えをつぶやいたのだ。
Important to step back and focus on the bigger picture and long-term time frames on #bitcoin $BTC $BTCUSD
– Painful $2k drop in past day, partially due to @federalreserve Powell comments @facebook #Libra
– Drop invisible on weekly timeframe
Crypto winter over…#BTD pic.twitter.com/F5vkQmsWEM
— Thomas Lee (@fundstrat) 2019年7月11日
実際にビットコインは昨日以前まで好調に価格を上昇させていたが、そこから反転。わずか24時間で14%近い下落率を記録している。実際にトム・リー氏以外の多くのアナリストも今回の暴落要因として、 ジェローム・パウエルFRB議長が大きく関係していると考えているようだ。
ジェローム・パウエルFRB議長の発言は昨日10日、米国下院金融委員会の「金融政策と経済状況」に関する会議にて、「(深刻な懸念が解消されるまでFacebookのLibraが)先に進むことはできない」と発言。
フェイスブックが発行を計画するLibraについて、米国で最も厳しい金融規制当局が、規制のハードルを高めていることを強くアピールしたとロイター通信が報じたのだ。
またトム・リー氏は、ビットコインの暴落要因以外に、今後のビットコイン価格について「長期的な時間枠に焦点を当てることが重要です。」と発言。以前から発言している「BTCは約2万ドル(約222万円)が適正価格である」という考えは変わっていないようである。