フランクリン・テンプルトンがトークン化米国債ファンドをアジアに導入
運用資産総額1.8兆ドル(約286兆円)を誇る米国の大手資産運用会社フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)は、香港に拠点を置く暗号資産取引所HashKey Exchange(ハッシュキー・エクスチェンジ)とのパートナーシップを締結し、アジアの機関投資家およびプロ投資家に向けたトークン化ファンドの提供を開始した。
今回ハッシュキーのEarn Channel(アーン・チャンネル)を通じて提供されるのは、同社の主力MMF(マネー・マーケット・ファンド)であるgrBENJI(フランクリン・オンチェーン米国政府流動性ファンド)だ。
主な投資対象: 米国政府発行の短期証券および米ドル建て現金同等物
ブロックチェーン活用のメリット: 透明性、セキュリティ、取引スピード、および運用コスト効率の向上
対象投資家: アジア圏のプロ投資家限定(※香港の一般個人投資家は対象外)
急速に拡大するトークン化米国債(RWA)市場
実物資産(RWA)のオンチェーン化は目覚ましい成長を遂げており、市場における米国債の存在感が高まっている。
RWA全体市場規模: 2026年8月時点で381億8,000万ドル(前年比85%増)
トークン化米国債規模: 156億ドル(前年同期の64億ドルから144%増と倍増以上)
伝統的な金融資産をパブリックチェーン上で運用・管理する仕組みは、単なる実験段階を終え、規制対応済みの金融インフラとして定着しつつある。
拠点拡大とETF・投信への組入に向けた展望
フランクリン・テンプルトンは、シンガポール、東京、ドバイ、バミューダ、香港にまたがるHashKeyの広域ネットワークを活用し、今後はMMF以外の多様なトークン化資産の導入も計画している。
さらに、SEC(米国証券取引委員会)からトークン化ファンドを既存の投資信託やETFの担保・構成要素として組み込む承認を取得済みです。早ければ2026年第4四半期にも実用化が進む見通しで、ウォール街における暗号資産と伝統金融の融合が一段と加速している。
























