Polymarket、取引高の急増と米国での大規模展開を受けPOLYトークンとユーザー向けエアドロップの導入を計画

PolymarketがPOLYトークンとユーザー向けエアドロップの導入を計画

米国の仮想通貨に基づく予測市場であるPolymarket(ポリマーケット)は、米国でのプラットフォーム拡大と予測市場の成長記録を受け、POLYトークンとエアドロップの計画を発表した。

Polymarketは、機関投資家との提携がプラットフォームの勢いを加速させていることを受け、ユーザーアクティビティに合わせて独自トークンPOLYのローンチとエアドロップの計画を正式に発表。これは、急速に拡大する予測市場業界を再構築する可能性のある動きと捉えられている。

同社のマシュー・モダバー(Matthew Modabber)CMO(最高マーケティング責任者)はこの計画を認め、規制上の不確実性により2022年に事業を停止していたが、最近米国への復帰が承認された事を踏まえ、次のように語っている。

米国アプリを優先する必要があるのに、なぜトークンリリースを急ぐ必要があるのでしょうか。米国リリース後は、トークンとその適切な運用の確保に重点を置くことになります。トークンとエアドロップは必ず発行されますが、真の実用性と長期的な価値を持つことを保証したい。

ただし、同社は、トークンのローンチに先立ち、米国市場の再ローンチを優先しているものの、同社の現在目標は米国でのプレゼンスを再構築することであり、トークンのローンチはその後になる見込みだ。

記録的なペースでの機関投資家からの資金調達

Polymarketは記録的なペースで機関投資家からの資金調達も進めており、大手メディアのブルームバーグによると、同社は最大150億ドル(約2.3兆円)の評価額で新たな資金調達を協議中とのことだ。

9月には、ニューヨーク証券取引所の親会社であるインターコンチネンタル取引所(ICX)との提携を締結し、信頼性とより広範な金融エコシステムへのアクセスを強化。ICXから20億ドル(約3,063.6億円)の出資を受け、評価額は90億ドル(約1.38兆円)に上昇。この提携は、現在の予測市場ブームにおける同社のプラットフォームのポジショニングを強調している。

これらは、今年(2025年)初めにピーター・ティール(Peter Thiel)氏のFounders Fund(ファウンダーズ・ファンド)が主導した1億5,000万ドル(約229.8億円)の資金調達ラウンドに続くもので、このラウンドで評価額は12億ドル(約1,838億円)に達している。

 

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