Binance、USDCとFSUSDステーブルコインで固定金利ローンを開始

バイナンス（Binance）がステーブルコインで固定金利ローンを開始

大手仮想通貨取引所Binanceの最新ブログによると、Binance Loansは、固定金利ローンという新機能を導入した事が判明した。

Say hello to Fixed Rate Loans!

Now we have more options for stablecoin borrowing and lending with fixed terms and custom APR.

More information ➡️ https://t.co/VZ9684CDbK pic.twitter.com/bfhSSHohlG

— Binance (@binance) September 5, 2024

Binanceは、USDCとFDUSDの2つのステーブルコインで固定金利ローンという新機能を導入。USDCの場合、借り手は30日間7.8%の固定金利でローンを利用でき、最小借入額は50,000 USDC、FDUSDローンは、30日間11%の固定金利で、借入額は50,000 FDUSDとなっている。

この新しいサービスにより、ユーザーはローン期間全体にわたって固定年率でステーブルコインローンを確保でき、財務予測可能性が向上。このサービスには、自動返済や元本保護などの機能が含まれており、借り手はローン期間中の金利を固定でき、注文期間を通じて安定したAPRにより、サプライヤーと借り手の両方にメリットをもたらす。公式発表で同取引所は次のように述べている。

注文期間全体にわたってカスタムAPRが固定された固定期間ローンを提供し、供給者と借り手の両方にとってスムーズでわかりやすい財務体験を保証します。

なお、追加の延滞料を避けるため、ローンの期限が切れる前に返済を完了する必要があります。貸し手は供給注文もでき、対応する借り手とマッチングされ、元本はBinanceによって保護され、マッチング時に利息が発生する仕組みとなっている。

仮想通貨にとって何を意味するのか

固定金利ローンの導入は、通常不安定な市場に安定性の層を追加するため、仮想通貨業界にとって新しい概念であり、従来の仮想通貨ローンは通常、市場の状況に基づいて変動する変動金利が伴い、不確実性を生み出します。

対照的に、固定金利ローンはローンの期間全体にわたって予測可能な金利を提供し、財務計画を容易にする。Binanceの動きは、従来の金融ツールを仮想通貨の世界に持ち込み、ユーザーに負債管理の柔軟性と制御性を高めると期待されているが、固定金利ローン機能は予測可能な金利などのメリットを提供するが、その利用可能性は地域によって異なる場合がある。

Binanceでは、清算リスクを最小限に抑えるため、過剰担保されたローンを管理することで、スムーズなプロセスを保証し、ユーザーの利便性を高めるために、自動返済と自動更新のオプションもサポートしているとのことだ。