Amber GroupとHashKey Capital、ZKXプロトコルの突然の閉鎖に疑問の声

ZKXプロトコルの突然の閉鎖に反発と疑問

ZKXプロトコルの投資家は、突然の停止を受けてプロジェクトの透明性と説明責任の欠如を非難している事がわかった。

ZKXプロトコルは、運用停止後に反発に直面。停止の理由として、経済的に実行可能な道筋の欠如を挙げている。投資家は、停止について知らされていなかったと不満を述べており、中でも、Amber Group(アンバーグループ)とHashKey Capital(ハッシュキーキャピタル)の2つの仮想通貨企業が、ZKXプロトコルが事前の通知なしに突然運用を停止したことを非難する声明を発表。Amber GroupはZKX投資家を自称しており、約300万のZKXトークンを保有している。

投資家とマーケットメーカーは、Starknetベースのソーシャルデリバティブ取引プラットフォームZKXは、7月31日、ZKXの創設者であるエドゥアルド・ジュバニー・トゥール(Eduard Jubany Tur)氏は、事前通知なしにZKXプロトコルが廃止されることを発表。同氏は、プラットフォームの閉鎖につながったいくつかの主要な要因を指摘した。同氏は、ユーザーエンゲージメントが「最小限」となり、STRKとZKXのマイニング報酬がわずかしかなく、取引量が大幅に減少したと主張。収益は落ち込んだが、プラットフォームは必須の経費をカバーできなかったとしている。

このプロトコルは、すべての市場を上場廃止し、すべてのポジションをクローズし、各ユーザーのアカウントに資金を返還したと述べた。ZKXは、ユーザーには影響がなく、資金を移すためのサンセット期間を与えると示唆しているが、以前このプロジェクトを支援していた投資家たちは、この展開を疑問視しており、突如停止についての見解を共有している。

Amber Groupの見解

Xへの投稿でAmber Groupは、ZKXプロトコルをシャットダウンする決定は「事前の連絡なしに行われた」と述べ、新興のデジタル資産業界における透明性の重要性を強調している。

日本語訳:
ZKXの最近の展開を踏まえ、当社はZKXを含むお客様との契約上の守秘義務を尊重しつつ、透明性を促進しコミュニティをサポートするため<中略>これは懸念すべき前例となり、投資家、サービスプロバイダー、そして最も重要なコミュニティに影響を与えます。私たちは起業家精神に伴うリスクを認識していますが、透明性と説明責任は私たちの業界と各プロジェクトの最終的な成功の基本であると信じています…

Amber Groupは、プロジェクトのTGE以来ZKXに関与しており、ローンチ日に流動性を提供するため、200万ZKXトークンの融資を受けている。ローンチ時に自然な購入意欲がなかったため、マーケットメーカーは上場以来ZKXトークンを「純購入」しており、声明によると、ZKXチームからの要請を受けて6月24日にローンを100万トークンに減らしえいる。これが閉鎖前のプロトコルとマーケットメーカー間の最後の連絡だった事を明らかにしたうえで、次のように述べている。

私たちが受け取った最後の更新は7月30日で、プロジェクトが運営停止を発表した時だった

透明性と説明責任の欠如を理由にZKXを非難した他の企業にはHashKey Capitalがあり、同社はプロトコル創設者の状況への対応を「残念」であり、創設者の状況に対する対応についても「残念」であると述べている。