ロシア、ビットコインマイニングを認定へ
ロシア財務省金融政策局副局長オスマン・カバロエフ(Osman Kabaloev)氏が、ビットコイン(Bitcoin/BTC)マイニングが正式な経済活動として認定されるのは間もなくの予定であることを明らかにした。
なお、仮想通貨マイニングを規制法が承認されれば、マイニング活動にはライセンス目的で企業活動を分類するOKVEDコードが割り当てられるとのことだ。現地情報によると、ロシア政府はビットコインマイニングを間もなく経済活動として認定する予定とのこと。カバロエフ副局長は、同省はこの決定を支持し、マイニング活動にOKVEDコードを割り当てる用意があると述べている。
このOKVEDコードは、企業の具体的な経済活動に応じて企業に割り当てられ、必要に応じて企業がその活動に関連するライセンスを国から取得するのに役立つものだ。同様に、保険料、税金の詳細、利用可能な場合は国の給付金の受給など、いくつかのパラメータがこの分類に応じて変わる仕組みとなっている。
この認定は、マイナーがロシアのグレーゾーンから抜け出すのに役立つものの、同氏は、この法典化は、仮想通貨のマイニング活動を規制する法律が可決された後にのみ可能になると明言したうえで、次のように語っている。
私たちの知る限り、経済発展省の同僚たちはすでにこの問題を調査しています。
2022年に提出法案は未通過も今提案は承認される見通し
仮想通貨のマイニングの合法化を含んだ法案は、2022年にロシア下院に提出され、最初の議論を通過していないのが現状だ。
しかし、同国財務省は、この規制が今年(2024年)中に最終決定され、承認された後、仮想通貨マイニングに特化したOKVEDコードが発行されると予想している。金融アナリストおよびリスク管理者ギルドの監査役会メンバーであるアレクサンダー・ラズバエフ(Alexander Razuvaev)氏は、これらの措置はロシアの仮想通貨マイニング業界の発展にとって非常にプラスになる可能性があると説明したうえで、次のように述べている。
これが実現すれば、ロシアのマイニング産業は世界市場で重要な役割を果たすことができるだろう。