アルゼンチンがエルサルバドルとビットコイン導入について協議
アルゼンチンのCNV（国家証券委員会）とエルサルバドルのCNAD（国家デジタル資産委員会）は、エルサルバドルのビットコイン受け入れ（導入）と仮想通貨活動の経験から学ぶため、協議している事がわかった。
🇦🇷🇸🇻 Argentina met with El Salvador officials to discuss the adoption of #Bitcoin and crypto. pic.twitter.com/FW9JASgv11
— Watcher.Guru (@WatcherGuru) May 27, 2024
アルゼンチンはエルサルバドル当局者と会談し、Bitcoinと暗号の採用について議論した。
この動きは、アルゼンチンが法制度の中で仮想通貨を理解し、導入するという積極的なアプローチを浮き彫りにしており、2024年5月23日（木曜日）の会議では、両国の重要な代表者が国際経済における仮想通貨の使用に関する戦略と視点について話し合った。協議では、両国間の相互関係の拡大が改めて強調されたほか、エルサルバドルが2021年9月にビットコインを法定通貨として使用するという歴史的な決定などが含まれていたことから、アルゼンチンの動きについて市場内外から注目が集まっている。
規制アプローチ
ロベルト・シルバ（Roberto Silva）大統領とパトリシア・ボエド（Patricia Boedo）副大統領が代表を務めるアルゼンチンのCNVは、エルサルバドルCNADのフアン・カルロス・レイエス（Juan Carlos Reyes）会長と、仮想通貨の採用に対する規制アプローチについて話し合っている。
会談の中で両者は、ビットコインを法定通貨として正式に導入した最初の国としてのエルサルバドルの先駆的な歩みを掘り下げている。また、公式発表によると、協議は中米の国のデジタル資産に関する規制と運用の経験を活用することを目的としていたとのことだ。シルバ大統領は、デジタル資産分野におけるエルサルバドルのリーダーシップに感銘を受け、エルサルバドルとのつながりを強化し、潜在的な協力協定を模索する意図を強調したうえで、次のように語っている。
エルサルバドルはビットコインの利用だけでなく、仮想通貨の世界でも優れた国として台頭しています。CNADという特別な委員会を設置しており、現時点でCNVにとって非常に貴重な経験を持っています。
仮想通貨市場の複雑さを乗り切るための二者協議
今回のやり取りは、急速に変化する仮想通貨市場の複雑さを乗り切るために、規制の明確さと協力がいかに重要であるかを強調している。
エルサルバドルが仮想通貨の受け入れと規制に対処する方法は、同国とアルゼンチンの対話に大きく左右される。アルゼンチンは、エルサルバドルの直接の知識を活用して、革新と規制監督のバランスをとる十分な情報に基づいた規制を策定することを目指している。
アルゼンチンがエルサルバドルのビットコイン導入経験から教訓を得ようとする試みは、仮想通貨を法的枠組みに統合するための積極的な戦略の好例と言える。アルゼンチンが、二国間協力を促進し、規制措置を調査することで、変化するデジタル資産の世界に効果的に対処しようとしている。なお、アルゼンチンがビットコインを法定通貨にするか、国庫に導入するかについて指導を求めたかどうかは現時点で、明らかにされていない。
