第3回目となる中国の格付けランキング、EOSが再び1位に
中国政府は第3回目となる仮想通貨の格付けとして「Global Public Blockchain Assessment Index(仮想通貨の格付けランキング)」を発表し、前回の1位である仮想通貨EOS(イオス)が今回も1位という結果となりました。
中国の情報産業発展センター(CCID)が作成しているこのランキングは、第1.2回と同様に「技術能力、応用と有用性、イノベーション」の3つの要素を基準に評価を行なっています。
今回も1位となったEOSに対して評価者は、独自のアルゴリズムである「DPoS(Delegated Proof of Stake)」に感銘を受けており、このDPoSは特定のマイナー(スーパーノード)がマイニングを行い取引処理を行う方法を採用しています。
このスーパーノードの数は21ですが、21ブロック毎に誰がマイニングを行うのかEOSトークン保有者による投票で決定します。これは、半中央集権のネットワークとも呼ばれ今後の賛否も大きく別れています。
このような基本技術は2位にランクインされている「Ethereum(イーサリアム)」をはるかに上回る101.6ポイントを獲得しています。しかし、応用と有用性、イノベーションについては、イーサリアムよりも評価ポイントが下回っており、これはイーサリアムベースのトークンが大量に市場に出回っている点や、EOSのDAppsで問題となり得る「RAM」が関係していると予想されています。
さらに、今回の第3回のランキングで「Bitcoin(ビットコイン)」は15位以内にランクインしておらず、第2回のランキングでもビットコインは17位と、今後大きな論点になりうる評価となっています。
運営の見解
今後さらなら開発が進み、EOS上でのトークンやサービスが出てきた時に、またもう一段階他を引き離す可能性はあるでしょう。
いまのうちにEOS関連の銘柄や、そもそもEOSが目指している未来をしっかりと理解しておきましょう。