バイナンスUS(Binance.US)は数百の取引ペア削除と店頭取引を停止へ

SECがバイナンスUSにプラットフォームの凍結を求める緊急申し立て

SEC(米国証券取引委員会)は、バイナンスUS(Binance.US)プラットフォームの凍結を求める緊急申し立てを連邦裁判所に提出した事が分かった。

世界最大の仮想通貨取引所バイナンスの米国部門は6月7日(水曜日)に、2023年6月8日に数十万の取引ペアを削除すると発表。この大きな進展は、SECが米国政府に対し、Binance.USプラットフォームの凍結を求め、裁判所に緊急動議を提出したことで始まったものだ。

バイナンスUSが主要取引ペアを削除

バイナンスUSは、OTC(店頭取引)取引ポータルを停止したと公式サイトを通じて報告した。

同取引所はこのサービスの再開予定時期については言及していないものの、ユーザー資産は仮想通貨取引所で安全に保たれ、入出金は正常に機能することが保証された。

同仮想通貨取引所は、AAVE/USDT、AXS/USDT、BCH/USDT、1INCH/USDT、APE/USDT、ATOM/BTX、DOT/BTC、UNI/BTC、MANA/BTC、HBAR/BUSD、USDT、BTC、BUSDアドバンスト・トレーディング・ペアを削除すると述べた。

バイナンスUSは、コンバートサービスを効率化するために、サポートされているコンバート取引ペアの数を226に減らす予定だ。仮想通貨取引所は、USDT、USDT、USDC、BNB、ETH、BTC、FET、ATOM、APT、MATIC、LTCを含む仮想通貨をサポートする予定だ。ただし、リストにはミームコインのドージコイン(DogeCoin/DOGE)とシバイヌ(ShibaInuSHIB)も含まれている。

米国最大の仮想通貨取引所が法的不確実性に直面

報道によると、SECはバイナンスUSの資産を凍結するよう連邦裁判所に訴えを起こした。

凍結命令にはバイナンスの米国持ち株会社2社も含まれており、同命令は、シルバーゲート銀行(Silvergate Bank)、アクソス銀行(Axos Bank)、プライムトラスト(Prime Trust)などに保有されている取引所の口座に適用される。米国SECが世界最大の仮想通貨取引所に対して13件の告訴を提起したため、バイナンスのBNB価格は大幅な下落を記録。BNB価格は過去7日間で14%下落した。

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