イーサリアム上海のアップグレード日が正式発表

イーサリアムコア開発者が上海アップデートの日付を設定

イーサリアムコア開発者は、ステークされたイーサリアム(Ethereum/ETH)の引き出しを可能にする待望の上海アップグレードの正式な日付を4月12日に設定したことが明らかになった。

ACDE(All Core Developers Execution Layer:すべてのコア開発者の実行レイヤー)ミーティングの中で、イーサリアムコア開発者は4月12日を上海メインネットのアップグレードの正式な日付とした。

これについて、イーサリアムコア開発者のティム・ベイコ(Tim Beiko)氏は3月16日のツイートで、メインネット上のシャペラ(Shapella=上海とカペラ)のアップグレードが4月12日のエポック6209536(UTC 10:27:35 PM)で行われる予定であることを明らかにした。さらに、他の開発者も、日付が3月の最初の目標からわずかに遅れたので、ステークされたイーサリアムの引き出しが来ているとして、このニュースを共有している。

上海のアップグレードにより、バリデーターはBeacon Chainに張り付けられたイーサリアムを実行レイヤーに引き出せるようになるほか、実行層とコンセンサス層の両方に新機能が導入される予定とのこと。なお、シャペラのアップグレードでは、実行層(上海)、コンセンサス層(カペラ)、およびエンジンAPIに変更が導入される。

まもなくアップグレードのためにソフトウェアがリリースされる予定

イーサリアムのクライアントは、アップグレードのためのソフトウェアリリースを間もなく発表する予定で、ノードとバリデーターはクライアントソフトウェアのアップデートに集中する必要がある。

イーサリアムのコア開発者は、Goerliテストネットでシャペラのアップグレード後に、いくつかのバリデーターが最新のクライアントソフトウェアリリースでアップグレードせず、問題を起こしたことを指摘。また、イーサリアムのステーキングプラットフォーム最大手のLido Financeは、Lido staked ETH(stETH)の出金が5月にずれ込む可能性が高いと発表しており、V2監査の実施に時間を費やしたため、イーサリアム上海ゴアリのアップグレードに向けた準備に遅れが生じたことを明らかにした。

3月に急騰の可能性のあるあるとコインの予測も

トレンドベースのフィブ・エクステンション・インディケーターによると、3月に急騰する可能性のある仮想通貨について、アルトコインを予測している。

3月15日の仮想通貨価格の推移として、SingularityNET、Conflux、Stacks、ImmutableXトークンが25~30%の大暴騰をしている。その一方で、ビットコイン(Bitcoin/BTC)、イーサリアム価格予測はBTCとETHが6~8%急落、新たな調整期に突入すると見ており、厳しい局面でのアップグレードになるとしている。Lidoは、すべての監査が完了するまで、メインネットでstETHの引き出しが行われる可能性は低いことを明らかにし。メインネットでの引き出しは5月中旬に稼動すると見られている。今回のニュースを受けて、イーサリアム価格は過去24時間でわずか1%上昇しているとの。