株式会社ポケモンがメタバース検討の動き
ポケモンブランドの開発を担当する株式会社ポケモンが、フランチャイズとメタバースに関して何らかの動きをする準備を進めていることが明らかになった。
同社は、ブロックチェーン、Web3、メタバースといった分野の経験や知識を必須条件とし、これらの分野の投資家とのコネクションを含む求人情報を公開しているとのこと。株式会社ポケモンとフランチャイズは、そのブランドをメタバースに持ち込むとされており、メタバースやWeb3の知識を伴う新しい職種の開設は、同社がこの方向に進むことを示唆しているのではないかと、同フランチャイズのファンは考えている。
これは単なる求人情報であり、公式な意思表示ではないため、ポケモンカンパニーが実際にブロックチェーンゲームへの参入を希望しているとは限らない。また、同社は現在、コーポレート・ディベロップメント・プリンシパルを募集しており、ポケモン社を成長させるための戦略やパートナーシップの構築を担当し、ブランドに新しいアイデアや展開をもたらすことになる。
募集要項にはメタバースアプローチが示唆されている
募集要項には、メタバースへのアプローチを示唆する2つの要件が含まれている事が分かっている。
ブロックチェーン技術やNFTを含むWeb3、および/またはメタバースに関する深い知識と理解を持ち、これらの業界の投資家や起業家のネットワークと深くつながっていることが表見に提示されている。この求人は、任天堂がNFTシリーズのリリースを計画しているのではないか、あるいはフランチャイズに基づくメタバースを準備しているのではないかと、ファンから危惧されている。
I think a lot of people boutta drop interest in pokemon.
This, to me, as a 10 year player, scares me.
— Rogue (@Rogue_GnW) March 12, 2023
ポケモンに興味をなくしてしまう人も多いと思います。
これは10年プレーヤーとして、私を怖がらせます。
Twitterユーザーの一部は、ナイアンティック社のような他社はすでにポケモンGOのような仮想現実を利用したポケモンゲームを開発しているが、任天堂はNFTやメタバースへの対応に関しては危惧を抱いているようである。
実際、2022年2月、任天堂の古川俊太郎社長は、メタバースには大きな可能性があるが、それを実験するためには、新しく新鮮な体験を提供できるようにならなければならないと述べたうえで、次のように語っている。
メタバースに対して、多くの人が理解できるような任天堂らしさを伝えることができれば、検討することもあるかもしれません。
一方で、スクウェア・エニックスやバンダイナムコ、さらにはセガなど、すでにNFTやWeb3、メタバース体験をビジネスプランに盛り込んでいる中で、任天堂は慎重な姿勢を見せている。そのため、株式会社ポケモンが単に市場を測りたいだけなのか、それとも将来的にメタバース関連のものをリリースするのかは不明であるとのこと。