Celsius(セルシウス)アレックス・マシンスキー元CEOが訴えられる

Celsius(セルシウス)の元CEOが訴えられる

Celsius(セルシウス)の元CEOアレックス・マシンスキー(Alex Mashinsky)氏が、投資家を欺き、同社財務について虚偽の陳述をしたとして、レティーシャ・ジェームズ(Letitia James)ニューヨーク州司法長官から訴えられたことが明らかになった。

日本語訳:
私は、投資家から数十億ドルをだまし取ったとして、仮想通貨プラットフォームCelsius Networkの元CEO(最高経営責任者)を訴えています。
アレックス・マシンスキー氏は、Celsiusへの投資のリスクについて人々にうそをつき、悪化している財務状況を隠し、ニューヨークでの登録に失敗しました。

同司法長官は、アレックス・マシンスキー氏に対し、Celsiusに投資するリスクについて人々に嘘をつき、財務状況の悪化を隠し、ニューヨークでの登録を怠ったと指摘し、同氏が勤勉な人々に大きなリターンを約束してだまし取り、彼らを財政破綻に追い込んだと述べている。

銀行より安全と主張して高リスク投資へと誘導か

Celsiusは「銀行よりも安全」と繰り返し主張し、安全で低リスクの投資しかしていないと主張。

しかし、実際に同氏は日常的に投資家の資産をリスクの高い取引相手や戦略にさらしていたと指摘。同司法長官は、同氏にだまし取った資金の返還と損害賠償を求め、彼が二度とニューヨークで事業を営むことを禁止するよう訴えている。実際、この訴訟では、セルシウスに投資するために2つの不動産を抵当に入れたニューヨークの住人の例について言及。ある身体に障害を抱える退役軍人は、10年近くかけて貯めた3万6,000ドル(約470万円)の投資金を失ったと報告されたほか、時給8ドル(約1,000円)の収入を補うために政府の援助に頼っていたこの元軍人は、投資額のすべてを失ったという。

というのも、大手仮想通貨融資会社だったCelsiusは6月上旬、極端な市場環境を理由に顧客の資金引き出しを凍結した後、同社は破産を申請。その後、裁判所に提出された書類から、同社の貸借対照表には11億9,000万ドル(約1,568億円)の負債が明らかになっており、同社の内部関係者は、この負債の原因の一部は、同社の複数幹部による助言に反して、マシンスキー氏が顧客の資金を使ってBTCの方向性取引を行ったことだと主張している。

マシンスキー氏は2022年1月だけで5,000万ドル(約66億円)の資金を失ったとされており、破産申請の数カ月後、同社をKelvinにリブランドし、仮想通貨の保管サービスに焦点を当てて会社を前進させることを提案したが、すぐに辞任している。これに対して同氏の事務所は、2021年12月31日の時点で、2万6,000人のニューヨーカーがセルシウスに4億4,000万ドル(約580億円)以上を預けていたと主張している。