オアシス(Oasys)がメインネットの運用を開始へ
Web3、EVM(Ethereum Virtual Machine)互換、gamefi (※1)に焦点を当てたブロックチェーン プロジェクトであるOasys(オアシス)は、10月25日(火曜日)にメインネットの第 1 フェーズを開始した事が分かった。
Game(ゲーム)+Finance(金融)からくる造語で、プレイすることで、ゲーム外においても価値がある仮想通貨やNFTを獲得し、経済的価値、つまり現実世界のお金を稼ぐことができるゲームの事。
セガ(SEGA)、Ubisoft、バンダイナムコなどのAAA ゲーム(※2)会社からサポートを集めた同社は、11月8日(火曜日)に予定されている最終的なアクティベーションに備え、すべてのノードからのブロックの検証を開始するとのこと。
莫大な開発費を投じて作られたゲームのことで、中堅・大手企業のゲームパブリッシャーが、開発に莫大な時間・人・資金をそそぎこんだゲームのことで、コンピューターゲームに用いられる非公式の格付けの事。
手数料ゼロで高速取引を提供することでゲーム会社にサービスを提供することを目的としたブロックチェーンプロジェクトのOasysは、メインネットの第 1 フェーズを開始した事で、完全運用に向けた第一歩を踏み出した。同社は最近、ネットワーク内のバリデータがすでにノードと通信し、チェーンの主な機能をテストして、メインネットのアクティベーションの第1段階を開始したことを発表した。
チェーンのバリデータセットは、セガ、バンダイナムコ、スクウェア エニックス、Ubisoft などの AAAを含む 21 社で構成されている。完全版メインネットのローンチは11月8日に行われると予測されており、チェーンはシステムの重要なコンポーネントをより大きなエコシステムと統合し始めるとのことで、オアシス取締役の森山大輝氏は次のように語っている。
メインネットの立ち上げは、ゲームの未来を変革し、プレイヤーとゲーム開発者の両方に大きな価値を与える、完全に機能するパブリック主導のゲームブロックチェーンを作成するための重要な一歩です。
一般投資家のトークンを利用に向けた取り組み
Oasysは7月のプライベートトークンセールで2,000万ドル(約29.2億円)を調達し、Republic Capital、Jump Crypto、Crypto.com、Huobi、Kucoin、Gate.ioが参加し、現在も同社は、複数の取引所で一般投資家がトークンを利用できるように取り組んでいる。
Oasys は、成長している gamefi市場での地位を築くことを目指しており、環境に優しく高速であると宣伝されているゲーマーに優しいチェーンを提供し、料金の問題も解決しようとしている。このセクターは現在80億ドル(約1.2兆円)市場と評価されており、指数関数的(※値が大きくなるに連れて程度や量が飛躍的に増す状況)に成長すると予想され、2025年までに500億ドル(約7.3兆円)以上の評価に達すると予想されている。
いくつかの企業は、Oasysと提携して、今後のネットワークをWeb3関連プロジェクトの基盤として使用。その中には、Oasysのサービスを使用してWeb3要素を統合し、Double Jump Tokyoによって開発される、最初のライセンスを受けたブロックチェーンゲームをローンチする Sega がある。また、別の AAA ゲーム会社であるスクウェア・エニックスも、Oasysとのパートナーシップの一環として、ブロックチェーンベースのゲームの開発を検討している。