BitGoは1億ドル以上の損害賠償を求め提訴
デジタル資産信託会社兼セキュリティ会社であるBitGoが、マイク・ノボクラッツ（Mike Novogratz）氏が率いる米国の大手仮想通貨投資企業Galaxy Digitalに対し、以前に発表された買収契約について、不適切で意図的な違反があったとして1億ドル（約144.4億円）を超える損害賠償を求める訴訟を起こしたことが分かった。
Late yesterday, BitGo filed a lawsuit against Galaxy Digital seeking damages of more than $100 million arising from Galaxy’s improper repudiation and intentional breach of its merger agreement with BitGo.
— BitGo (@BitGo) September 13, 2022
昨日遅く、BitGo は、Galaxy の不適切な否認と BitGo との合併契約の意図的な違反から生じた 1 億ドル以上の損害賠償を求めて、Galaxy Digital に対して訴訟を起こしました。
Galaxy Digital は2022年初め、BitGoを買収する予定であったものの、合意には至らず、最近になって名乗りを取り下げている。同社は、Galaxy Digital の決定について、会社に悪影響を与えずにはいられないことを指摘したほか、Galaxy Digitalは、苦情には秘密にしておくべき情報が含まれていると考えている。
買収契約の終了は「不適切な否認であり、BitGo との合併契約の意図的な違反」であると批判し、デラウェア州チャンスリー裁判所に提訴。9月13日（火曜日）、BitGo は訴訟に関する以前の噂を確認し、9月12日に提起されたとTwitterで、「Galaxy の不適切な否認と、BitGo との合併契約の意図的な違反に起因する」損害として「1 億ドル以上」を求めていると述べた。
同日のBitGoによる声明は、カストディアンを代表する法律事務所クイン・エマニュエル法律事務所（Quinn Emanuel）のグローバル責任者あるブライアン・ティモンズ（Brian Timmons）弁護士は次のように述べている。
Mike Novogratz の Galaxy Digital が先月、BitGo の 12 億ドルの買収取引を終了したことを思い出してください。プレスリリースで明らかにされたように、同社は契約違反があったことを指摘しました。Galaxy は、BitGo が 7 月 31 日までに監査済みの 2021 年の財務記録を作成できなかったことを明らかにしました。
買収に遅れが生じた後の契約終了
BitGoは、訴状に機密情報が含まれているとは考えていないものの、Galaxyが別の主張をし、訴状が公になる前に申し立ての一部を編集したい場合に備え、厳重な注意を払ってデラウェアチャンスリー裁判所に提出された。
裁判所の規則では、たとえ一部の情報が編集されたとしても、9月15日（木曜日）の東部標準時間午後 5 時（日本時間の翌16日午前6:00）を過ぎた直後に訴状にアクセスできるようにする必要があるとのこと。
Galaxy Digital は2021年5月、BitGoを買収する計画を発表していた。この買収契約は、Galaxy の株式公開計画に役立ち、買収条件の一部は、BitGoの現株主に新会社の10%の株式を与えるものであった。さらに、Galaxy Digitalは、BitGoの既存のチームのほとんどを維持することを計画。しかし、合併にはいくつかの遅れに直面。以前は年末までに発生すると予想されていたものの、Galaxyは後に契約を終了させている。
