Binanceはカンボジアの規制当局と提携し規制の枠組みを開発へ

Binanceがカンボジアの規制当局と提携

大手仮想通貨取引所BinanceとSERCは、カンボジアでの仮想通貨の採用促進および現地仮想通貨の業界への規制枠組みの構築と制定を目指し、パートナーシップ提携をしたことが分かった。

Binanceは、SERC(Securities and Exchange Regulator of Cambodia=カンボジア証券取引所規制当局)と提携。この提携は、カンボジア国内のデジタル資産セクターに包括的なルールを課し、仮想通貨企業の取り組みをサポートすることを目的としているとのこと。

カンボジアにおけるバイナンスの取り組み

Binanceは、SERCとのパートナーシップが3つの主要な目標に従うことを通知している。

まず第一に両当事者は、仮想通貨運用の技術的専門知識を共有。第二に、彼らは東南アジア各国のデジタル資産ビジネスをサポートし、地元産業のための適切な規制の枠組み設計に向けて取り組み、第三に、Binanceがトレーニングコースを開始し、仮想通貨とそのメリットをより多くのカンボジア人に紹介することを誓ったとのこと。

SERC局長は、規制当局はまだデジタル資産ライセンスを発行していないが、Binanceの助けを借りてその傾向を変えることを望んでいると述べたうえで、次のようにコメントした。

私たちは適切な規制を策定し、このMoU( Memorandum of Understanding=了解覚書)が将来の規制作業の足がかりになることを期待しています。

Binanceのアジア地域責任者であるグレブ・コスタレフ(Gleb Kostarev)氏は、東南アジア地域でのブロックチェーンとデジタル資産の採用率が上昇していることを概説。これは、カンボジアがグローバル仮想通貨ハブになる可能性があることを意味しており、次のように述べている。

Binanceは、デジタル資産市場に関する広範な専門知識を提供することにより、カンボジアの証券業界に付加価値を与えることを望んでいます。


Binanceと著名・有名人のコラボ

BinanceはTikTokで最もフォローされている人気インフルエンサーの一人であるカベンネ・ラメ(Khaby Lame)氏とのパートナーシップ提携を発表。

日本語訳:
TikTokで最もフォローされているクリエイターである新しいブランドアンバサダー
KhabyLameに会いましょう。

このパートナーシップを通じて、私たちは次のことを行います。
🔸仮想通貨教育を推進する
🔸独占的なKhabyLameNFTコレクションを立ち上げる
🔸デバンク仮想通貨とWeb3の神話
🔸産業とBinanceエコシステムを成長させる
カビー、ようこそ!

同氏は、グローバルブランドアンバサダーとしてBinanceに参加するとのこと。同取引所とラメ氏のコラボは、SNSユーザー間で仮想通貨採用を加速させ、教育機能を導入することを目指しているとのことで、今回のSERCとのパートナーシップ提携に一役買っている。Binanceのマーケティング担当グローバルバイスプレジデントであるジェームズ・ロスウェル(James Rothwell)氏は、ラメ氏とのコラボについて、「文化的なアイコンであり、世界で最も面白いクリエイターの1人」と表現。彼のカリスマ性とユーモアのセンスは、Web3の採用を後押しする可能性があると主張している。

さらにBinanceは6月下旬、NEXTMONEYの特集記事「クリスティアーノ・ロナウド氏がBinanceとのNFTパートナーシップ締結」でも報じているように、サッカーの世界的スター選手であるクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)氏とパートナーシップ契約を結んだことは注目に値する。Binanceとロナウド氏は力を合わせて異なるNTFコレクションを作成し、BinanceNFTマーケットプレイスに独占的に掲載される予定だ。

クリスティアーノ・ロナウド氏がBinanceとのNFTパートナーシップ締結

2022.06.27