米モルガン・クリーク、ビットコインファンド設立を米SECに申請
モルガン・クリーク・キャピタルマネジメントとエキソス・フィナンシャル(Exos Financial)は、「Exos Risk-Managed BitcoinFund」と呼ばれる新しいビットコインファンドを設立するために、米国証券取引委員会(SEC)に申請したことが明らかになった。
今回の申請が承認された場合、仮想通貨ファンドは機関投資家へ提供することになり、ビットコインの取引、譲渡、保管に関する技術的な要件を扱うとのこと。Exosは最初のマーケティング資料で、ビットコインの混乱と高度な技術的特性に慣れていない機関投資家の市場ボラティリティを平準化する必要があると述べている。
そのため今回のファンドは、利用する指標に応じてBTCへの投資を行う仕組みを用いており、指標が好ましくない場合は、BTCのロングポジションを減らしたり、清算を行って、リスク管理を重視することが特徴となっている。ファンドのウェブサイトでは、「ビットコインは、インターネット以来最大の技術革新になる可能性のある新しい資産クラスの基盤を築きました。」と説明されている。
モルガン・クリーク・キャピタルの創設者兼最高経営責任者であるMarkYusko氏は、「明らかにビットコインは2019年にS&Pを凌駕しており、今年もそうですが、ビットコインはまだほとんどの人が理解していない資産です」と彼は述べており、現在のインフレが多くの投資家の資金を奪っていると強調し、資産を避難させられるビットコインのような資産の重要性についても語っている。
また、モーガンクリークキャピタルの共同創設者であるJasonWilliams氏も、ビットコインへの支持を表明しており、10月に2007シボレーサバーバンを0.4ビットコインで売却している。
最近大手ファンドが次々にビットコインファンドを設立している背景には、ビットコインを所有しているPaul Tudor Jones氏やStanley Druckenmiller氏などの伝説的な投資家からの強気な予想があるようだ。実際に、今年企業が保有するビットコインの枚数は約842,229BTCほどに膨れ上がっていると推定されており、今日の価値で157億ドルに相当する。