ビットコインSVが3つのチェーンに分割

ビットコインSVが3つのチェーンに分割

ビットコインSVが7月24日のハードフォークに続き、8月3日には3つのチェーンに分岐したことが判明した。仮想通貨取引所BitMEXのリサーチ部門が日本時間4日にツイッターで指摘した。

ビットメックスによると、ビットコインSVは先週土曜日(3日)、3つの異なるチェーンに分岐。ノードは65%が最新のチェーン、17%が210MBのブロックに残ったチェーン、19%がハードフォーク以前の128MBの古いチェーンに分かれた。

仮想通貨情報サイト「コインダンス」のデータによると、210MBのブロックは8月3日にビットコインキャッシュの筆頭マイナーCoin Geekのマイナーによって採掘され、80万8633の取引が行われた。

ビットコインキャッシュからハードフォークしたビットコインSVは7月24日、スケーラビリティ問題への対策として、ハードフォークを行い、成功させた。このハードフォークによって、128MBだったブロックサイズが、2GBまで増加している。

ビットコインSVとは

ビットコインSVは2018年11月、ビットコインキャッシュからハードフォークした仮想通貨。ビットコイン創設者であるサトシ・ナカモトを自称するクレイグ・ライト氏が率いることでも知られている。

なお、ビットコインキャッシュも5月15日、ネットワークのスケーラビリティ向上を目的としたハードフォークを実施。同時送金を防ぐ技術「リプレイプロテクション」や、署名方式・シュノア署名の実装などが行われたが、大きな問題は生じなかった。