カルダノコミュニティがユーザーに偽ADA報酬詐欺に警告
カルダノ（Cardano）コミュニティは、偽ADA 報酬を約束する巧妙な詐欺に直面しており、ユーザーに注意を払って情報源を確認するよう呼びかけていることが分かった。
同コミュニティは、メンバーをターゲットにした新たな詐欺のため厳戒態勢に置かれている。このスキームは悪意を有する者によって画策されたもので、架空のADA報酬を謳ってユーザーを騙すことを目的としている。この詐欺はすでに数人のADA保有者に多大な損失をもたらしているが、最近Cardano Community のX（旧Twitter）アカウントによって多くが知ることとなった。
報告によると、この詐欺には、存在しないBerry Pool（ベリープール）、Snekや、Etoroのイベントを通じて無防備なユーザーが誘惑されており、被害者は追加ADA 報酬の約束で誘惑され、偽造報酬イベントを通じてアクセスできると言われている。残念ながら、この詐欺は効果的であることが証明されており、ユーザーはその餌食となり200,000ADA以上を失ったことが判明している。
新カルダノ詐欺は疑いを持たない保有者に大きな影響を与える
不正行為は巧妙で、特定のBerry Poolの委任者が追加ADA報酬を提供すると偽ってNFTを受け取ることから始まっている。
これらの想定される報酬を請求するために、ユーザーは悪意のあるサイトに誘導され、そこでウォレットに接続するよう求められる。このウェブサイトは現在詐欺であると特定されており、ユーザーに取引への署名を促し、最終的には資金の損失につながる。カルダノコミュニティはさまざまなチャネルを通じて、ユーザーに細心の注意を払うよう呼びかけている。彼らは、承認前に取引概要を徹底的にレビューすることの重要性を強調しており、このような不正行為からデジタル資産を保護するには、この予防措置が不可欠とのこと。
このような課題に直面しながらも、カルダノ財団は前向きな発展を続けており、ADA支払いを受け入れるカルダノストアをオープンすることで大きな進歩を遂げ、ネットワークの導入と実際の使用例におけるマイルストーンとなっている。さらに、カルダノや他のブロックチェーンネットワーク全体で自己主権アイデンティティを管理するモバイルウォレットであるアイデンティティウォレットの最近のリリースは、イノベーションとユーザーセキュリティに対するカルダノの取り組みを示唆。このウォレットはW3C （World Wide Web Consortium）標準に準拠しており、ブロックチェーン上のデジタルID管理の強化に向けた一歩となることが期待されている。
専門家がカルダノ詐欺への警戒を勧告
増加する詐欺に対応して仮想通貨コミュニティの専門家は、カルダノユーザーに対してウォレットや個人のデバイスを保護するためのベストプラクティスに従うようアドバイスしている。
アドバイスには、オンライン通信に注意を払うこと、ADA関連するイベントや特典の提供の正当性を確保することが含まれている。さらに、コミュニティには不審な活動を関連当局に報告することが奨励されている。これらの予防措置を講じることで、ADA 保有者はそのような詐欺の被害に遭うリスクを大幅に減らすことができる。
