バイナンスジャパンが現在の3倍にあたる100のアルトコインサポートへ
世界最大手仮想通貨取引所であるバイナンス(Binance)は、日本で提供する取引ペアの数を現在の3倍に増やすと同時に、他の地域では9つのクロスマージンペアと孤立マージンペアの上場を廃止したいと考えている事がわかった。
国内大手仮想通貨メディアCoinPostの報道によると、バイナンス・ジャパンのゼネラルマネジャーである千野武氏は、同取引所がまもなく合計100枚のアルトコインの取引を許可すると発表。現在、バイナンスジャパンは34トークンのみをサポートしていることから、現在の3倍に増やす予定である。
バイナンスジャパン幹部が今後の計画を明かす
バイナンスの日本法人も、国内で第一種金融商品取引業者の免許を取得した上で、先物取引を許可する予定であり、さらに、日本円ベースのステーブルコインの発行を目指している。
2022年、バイナンスは日本に子会社を設立する目的で、日本に登録されたサクラ取引所ビットコイン(SEBC)を買収しており、8月1日に稼働を開始させている。日本は、強力な規制とホワイトリスト登録プロセスを通じて仮想通貨業界への扉を開きつつある。2023年8月30日(水曜日)、ブロックチェーンプラットフォームであるイオス(EOS)にホワイトリストの承認を与えたことで、国内でEOSと円の取引が可能になった。
バイナンスによる9取引ペアがリスト削除
バイナンスは日本市場への進出を進めているが、9月9日から9つのクロスマージン取引ペアと独立マージン取引ペアの上場廃止を発表した。
上場廃止予定の9ペアは以下の通りだ。
アンブロサス(Ambrosus/AMB)/バイナンスUSドル(BinanceUSD/BUSD)
ダッシュ(Dash/DASH)/BUSD
ホンフィダ(Bonfida/FIDA)/BUSD
ハード(HARD Protocol、改前:Harvest.io/HARD)/BUSD
ホロチェーン(Holo/HOT)/BUSD
アイオーエスティー(IOST/IOST)/BTC
ヌルズ(Nuls/NULS)/BUSD
FCポルトファントークン(FC Porto Fan Token/PORTO)/BUSD
リクエストネットワーク(Request/REQ)/BUSD
上記 9 つの取引ペアのうち、8 つはBUSD取引ペアとなっている。発行者であるパクソス(Paxos)が規制上の課題を理由にステーブルコインの鋳造を停止したことを受け、バイナンスはステーブルコインのサポートを終了。それ以降、取引所はBUSD取引ペアの上場を徐々に廃止している。