Metaがメタバース内の学校建設に巨額を投じる
バーチャルリアリティとメタバース テクノロジの最も重要なアプリケーションの1つが教育だが、ソーシャルメディア大手Meta(※旧社名:Facebook)は、10の大学がメタバースの「土」の上に建設されるキャンパスの立ち上げ支援目的に、1億5,000万ドル(約216億円)を投じた事が分かった。
1億5,000 万ドルの没入型学習プロジェクトの一環として、Metaは、仮想キャンパスを設計しているVictoryXRと協力するとのこと。メリーランド大学のグローバル キャンパスはメタバース上に建設されるキャンパスの 1 つで、同大学の45,000人以上の学生は、仮想ドメインで彼らの経験を集め、共有できるようになっているとのこと。提案されたアメニティには、建物、芝生、アヒルの池などがあり、UMGC情報技術部門のダニエル・ミンツ(Daniel Mintz)会長は、次のようにアピールしている。
これは私たちの最初のキャンパスです。これまでに一度もありませんでした。アヒルの池があります。
同キャンパスでは、VR教育を導入する意向を表明しており、授業はVRヘッドギアで行われる。それにともない、Metaは学生が気軽にコース参加できるよう、Questヘッドセットを寄付したとのことで、ミンツ氏は次のように語っている。
学生はヘッドセットを装着して管理棟に入り、財政援助のアバターと会話ができます。
VR教育プロジェクトに関わる主な大学
ミンツ氏は、UMGC(University of Maryland Global Campus=メリーランド・グローバル・キャンパス大学)が今秋、天文学や生物学のコースを含む5つのメタバースコースを提供すると述べている。
VR教育プロジェクトに関わる大学には、アラバマA&M大学、サウスダコタ州立大学、カンザス大学看護学校、フロリダA&M大学、ウェストバージニア大学、ニューメキシコ州立大学、カリフォルニア州立大学、ドミンゲスヒルズ、サウスウェスタンオレゴンコミュニティカレッジが参加しているとのこと。VictoryXR創設者であるスティーブ・グラブス(Steve Grubbs)氏は、このプロジェクトについて次のように述べている。
教育はメタバースのエキサイティングなユースケースです。Metaのイマーシブラーニング(※没入型学習)は、世界中のクリエイターがスキルを習得し、学習者のためにイマーシブな体験をデザインするのに役立ちます。