コインベースでフラッシュ・クラッシュ!?|42,000BTCが0.18ドルで販売
取引が実際に行われたかどうかは不明であるが、機関投資家向けの仮想通貨取引所Coinbase Proにおいて、システムエラーが原因で42,000 BTCが0.18ドルで販売されている可能性が浮上している。おそらく偽の取引であるロウソクチャートは、Coinbaseのエラーまたは「システムの過負荷」が原因であることが考えられており、取引所は今回のエラーについての声明を発表しておらず、取引が処理されたかどうかは明らかになっていない状況だ。
Just saw this happen in the daily. 42,000+ #BTC at 18 cents? That’s a heavy error and overload for coinbase. pic.twitter.com/AmusydUO8z
— CaptainScio 16 mo's 8 days til FT Trading 8/11/21 (@CaptainScio) April 6, 2020
しかし、仮想通貨の世界では残念なことにこのような出来事は珍しいことではなく、リップル社のXRPは2月に取引所BitMEXで0.15ドルに急落し、取引所は1日に極端な価格変動を経験している。
こうした瞬間的に値が飛ぶ暴落は、最近「フラッシュ・クラッシュ」呼ばれており、フラッシュクラッシュは通常、市場が大幅な下落を経験し、価格が時間内に再調整できない場合に発生することが多い。そのため、仮想通貨は他の金融商品などと比べて、ボラティリティが高いという特徴があるため、このようなフラッシュクラッシュが起きやすいという現状がある。
ただし、流動性の低さが原因でフラッシュクラッシュが発生することもあり、2019年9月、Binanceの非流動的なBUSD / BTC取引ペアで、BTCが$1,800で購入されたという報告があった。現在のところ、Coinbase Proで何が原因でこのような事態が起きたのかはわかっていないが、おそらくUIのバグであると考えられている。Coinbaseは今回の事態に関して、UIの最適化され正しいことを保証するために、より多くの予防策を講じることが必要不可欠であると考えられるだろう。