OKX NFTマーケットプレイスの取引量急増でOpenSeaを追い抜く
OKX NFTマーケットプレイス(OKX NFT marketplace)で、24時間の取引量が5,000万ドル(約71億円)を超え、この急増により、ライバルであるOpenSeaやプロに特化したNFTマーケットプレイスのBlur(ブラー)を上回った事が分かった。
OKXの取引量は、Bitcoin Ordinals NFTとBRC-20トークンのサポートから来ており、ビットコイン(Bitcoin/BTC)のNFT取引量は、2023年12月10日から12月17日までに1億2,180万ドル(約173.7億円)に増加している。
OKXの成功でビットコイン序数が上昇
OKXの取引高は、同時期にライバルのBlur (約18.8億円)、Magic Eden(約10.8億円)、UniSat(約5.4億円)、OpenSea (約4.6億円)の取引高記録を上回りっている。
Solana NFTマーケットプレイスであるMagic Edenは、BlurやOpenSeaとは異なり、Bitcoin Ordinalsをサポートしている。ある開発者は、一晩の急増はOKXがBRC-20トークン標準に注力したためだと考えている。OKXは、Ordinalsウォレットの開発者である UniSatと協力し、序数の碑文に基づいて構築されたBRC-20トランザクションのインデックス作成メカニズムを作成。すぐにブロックチェーンエクスプローラーが続いた。
Bitcoin Taprootアップグレードによって可能になったOrdinalsプロトコルにより、ビットコインネットワーク上の最小通貨単位であるSATOSHIにデジタルファイルを書き込める。これらの各SATOSHIは、トランザクションに不変に関連付けられた固有の番号、つまりOrdinalsを持っている。開発者のケイシー・ロダーモア(Casey Rodarmor)氏は、2023年1月にOrdinalsをリリースして多くの議論を巻き起こしている。
Ordinalsは、デジタル資産を指すスマートコントラクトではないため、従来のNFTとは異なる代わりに、ロダルモールはそれらをデジタルアーティファクトと呼んでいる。スマートコントラクト機能がないため、取引には分散型取引所とウォレットが必要になる。
2023年初め、Galaxy Research(ギャラクシーリサーチ)は、ビットコインオーディナルズが2025年までに35億ドル(約4,992億円)の市場を形成する可能性があると予測。Magic Edenにより、オーディナルズのトレーダーは店頭での方法を使わずに銘板を交換できるようになるという。