オーストラリア企業が、法律に基づいた仮想通貨取引所の設立を目指す

9月5日、オーストラリアの企業Byte Power Group(BPG)は、オーストラリア初のICO(イニシャルコインオファリング)を使用した仮想通貨取引所を開始する予定だと発表した。

BPGは先月、オーストラリア証券取引所(ASX)に規制面で指摘されていたことについて、ICOの詳細を公開し対応した。

このICOで、BPGは「BPXトークン」の販売を実施し1500万ドル(約16億6,500万円)を調達することで、BPXトークンを購入したユーザーはトークンを使用して仮想通貨大手取引所Binanceが発行する独自トークンである「BNBトークン」と同様の利用用途で、BPXトークンで手数料を支払うことができる。

ASXは8月1日、BPXトークンがオーストラリアの規制の下でトークンを構成しているかなど、将来的な業務を踏まえ様々な点から質問を送っており、BPGは以下のように述べた。

このトークンは金融商品ではなく、複数の有価証券やデリバティブやその他を構成するものではない。

オーストラリア政府は、仮想通貨の規制ということで仮想通貨を通じたマネーロンダリング防止(AML)とユーザーの本人確認(KYC)にも力を入れている。

運営の見解

運営の椎木

現在の暗号通貨の取引所をリードしているのがオフショアの国で運営されているものです。これからオンショアの取引所が増えるごとに、世界中でユーザーが増えますし、ユーザーのリテラシーが向上していきます。取引所のランキングもあと数年で変わってくるでしょう。結局、顧客保護の観点でオンショアが強くなってくるのは当然のことだと思います。

いち早く気付いたひとがこれからの取引所の覇権争いを勝つでしょう。