24日にブルームバーグが発表した内容によれば、8月に新規発行されたUSDT(USテザー)は主要仮想通貨及び、アルトコインの価格に影響は無いとしている。
発表によれば、以前テキサス大学により発表された論文内の、「USDTがBTCや、他の仮想通貨の価格操作及び、価格の安定化に使用されているのではないか。」という疑惑は、今月の仮想通貨市場には当てはまらないそうである。
6月中旬に発表されたこの論文では、BTCはUSDTと仮想通貨取引所であるBitfinexによる価格捜査の結果、BTCの最高価格が２万$まで高騰したと主張していた。
また今年７月にブルームバーグは、いくつかの根拠を挙げた上で、米国の仮想通貨取引所であるKrakenでもUSDTの価格操作が行われている可能性があると指摘している。この指摘に対し、Krakenは「市場の基本原理を理解していない。」と疑惑を完全否定した。
今週発表された記事でブルームバーグはブロックチェーン調査会社である、Chainalysis(チェーンアリシス)社の、「USDTがBTCやETHといった主要通貨でなく、EOSやNEOなどのアルトコインの価格に影響を及ぼすようになっている。」という調査報告を紹介している。しかし、８月に関してはこの調査報告に当てはまらないと、ブルームバーグは発表している。
How often should we trust blockchain timestamps? To date, 2.6% of Bitcoin blocks mined are out of order and 223 blocks have been mined at exactly the same time. We tackle block time discrepancy in our latest piece: https://t.co/a6RU7Xu4OU pic.twitter.com/lrdVZTphUN
— Chainalysis (@chainalysis) 2018年8月23日
ブルームバーグはOmniexplorerのデータを基に、８月の新規USDT発行は約5億＄相当に上るとした。その一方で8月にEOSは37％、NEOは44％も価格下落したことを指摘し、8月に新規発行されたUSDTは、今までのような価格上昇への影響は無いとした。
運営の見解
USDTの件については、諸説あるがまだ完全に疑惑が晴れているわけではないと思います。そもそも調査できないところまでいっているので、今後もどんな学者やメディア、機構が論文や調査結果をだしたところでこれについては解決しないと思います。
USDTは他のアルトコインよりは、BTCとの関係がかなり深いので、ここでの上昇や下落のタイミングでの価格操作をみたほうがいいと思います。
今後もUSDTの新規発行時の時は要注意ですね。先日、USDTの新規発行のフェイクニュースが流れ価格の操縦が行われたこともあって、この取り扱いには注意が必要です。
メディアのニュースや、検索キーワドボリュームなどをみて価格の予想をしてもいいとは思います。