LINE子会社、約11億円規模の投資ファンド設立

15日、SNSアプリ「LINE」を提供しているLINE株式会社は、7月に韓国国内でブロックチェーン技術を扱っている子会社のUnblock(アンブロック)社を通じて「アンブロック・ベンチャーズ」と呼ばれるトークン・ベンチャーファンドを立ち上げた事を発表した。ファンドの規模としては約11億1000万円でブロックチェーンのスタートアップに対し投資するとしている。

LINEのグループ会社であるLVC社(東京・新宿)は仮想通貨事業やブロックチェーンの関連事業を行っており、LVC社は同コーポレートファンドに対し単独で資金を拠出しており、仮想通貨やブロックチェーン技術の採用を更に浸透させていき、将来的には業界の成長に合わせ同ファンドの規模を拡大するとしている。

また、LINE社は同日にシンガポールのに拠点を置く子会社であるLINE Tech Plusが運営している仮想通貨取引所BITBOXにTRX(トロン)を上場させている。
TRXはLINE Tech Plusの上場審査の委員会を通した初の上場コインとなっている。

LINE社は以前からLINEアプリ内で使用可能な仮想通貨LINEコインを発行したり、シンガポールの子会社を通して仮想通貨取引所を設立したりと仮想通貨関連事業へ積極的な姿勢を示しており今後の展開にも期待していきたい。

運営の見解

運営の椎木

最近10億ドルでVCを立ち上げるケースが非常に多くなっています。VCに流れがあるということを知っているからでしょうね。

一歩先を行く有名取引所達は、メディアを買い漁っています。

投資家とユーザーの乖離がこのような状況を引き起こしています。メディアの確保は今後のイメージ戦略でかなり重要なポイントを占めます。

ICOも取引所のユーザー確保も、時が満ちるまでにどれだけユーザーにリーチできる武器を持っているかが勝負になります。

まだまだ、これからユーザーが拡大する市場ですので、どうなるか楽しみですね。