イランへの経済制裁で新たな問題|ランサムウェアを使い仮想通貨を要求か

アメリカがイランに対して制裁措置を取ろうとするなか、インタビューを受けたサイバーセキュリティの専門家は「イランのハッカーがランサムウェアを使い、仮想通貨を得ようとしている」と述べた。

アイスランドに本社を置くサイバーセキュリティの「アクセンチュアPLC」は、この2年間でイランのハッカーによって作られた5種類のランサムウェアを見つけ出し追跡した。
そのいくつかは仮想通貨を要求するタイプのものだということが判明した。
このランサムウェアには、イランに関連する手掛かりがあり、イランを発信源とするコンピューターとリンクするソフトの痕跡などが発見された。

ランサムウェアは、米国サンフランシスコ市交通局の金銭関連システムに支障が出たり、英国の医療機関の多数のコンピューターを停止させたりなど政府や企業にとって、問題視される存在となった。
政府が支援するハッカーがランサムウェアを使用して仮想通貨などの身代金を奪うケースもあったとしている。

イランはサイバー攻撃に対して関与を否定していて、ハッキングの被害者だと主張している。

運営の見解

運営の椎木

ランサムウェアを使い端末を使用できなくして仮想通貨を身代金に貰う犯罪ですが、現状では仮想通貨を使用した方が足が残ると言われています。

一般的に見ると、仮想通貨を使用すればあとを追えなくなりそうだと思いがちですが、アメリカでは大幅に仮想通貨を使うことが減っています。すでに、犯罪を取締る側は仮想通貨を追える方法を見つけているようです。今では、逆に仮想通貨をどんどん使用して犯罪立件件数を上げているくらいです。

ダークウェブなどでも逮捕者は増えています。仮想通貨が広がることによって犯罪件数も減ってくると、また違う見方ができてきます。

様々な使い方が仮想通貨にはあると思うので、また新たな一面を見れた気はします。ハッキングやウイルスソフトのニュースは増えてきていますが、それが抑止力となるような広がりを見つければいいのかなと思っています。