韓国取引所Bithumbが、入出金機能の一部を再開

韓国最大の仮想通貨取引所であるBithumb6月のハッキング被害以来停止していた入出金機能の一部を再開すると発表しました。

Bithumbの発表によれば今回入出金が可能となる通貨はBitcoin(BTC)、Ethereum(ETH)、Ripple(XRP)、Ethereum Classic(ETC)、LiteCoin(LTC)、Bitcoin Cash(BTC)、Monero(XMR)、Z-Cash(ZEC)、Quantum(QTUM)、Mithril(MITH)の10種のみとなっておりその他のコインの入出金機能はいまだ制限されたままとなっています。

Bithumbの発表によれば、Bithumbは利用ユーザーの資産を保護するため、システムのセキュリティチェック及び補強を進めてきました。作業が完了したため入出金の再開を開始します。なお、グローバルマーケットの価格と10%以上の価格差が出ているコインに関してはしばらく保留するとしています。

Bithumbは6月にハッキングの被害をうけ、およそ33億円分の仮想通貨が盗難被害にあいました。

当時Bithumbは盗まれた投資家の資金を全て保障するとしていましたが、その後Bithumbは保障の期限を明確にしないままプラットフォーム上のすべての入出金機能を制限しました。しかしBithumb内での取引自体は継続されていたため、入出金ができなかったBithumbは他市場から孤立した形で独自の市場形成を行いその結果、ほかの取引所と多くの価格差が発生しました。

Bithumbは4日現在もCoinmarketcapの取引所ランキングで18位に位置しており、今回の入出金機能の一部再開のニュースはポジティブにとらえられそうですが、Bithumbは27日に11カ国を対象に新規口座開設を停止するとも発表しています。今回の報道では新規口座開設に関しては特に触れられませんでした。

運営の見解

運営の椎木

入出金の再開はとてもいいニュースだと思います。

世界的に有名な取引所なので、コンプライアンスを遵守して今後も仮想通貨市場に大きな貢献をして欲しいと思っています。

先日もニュースで取り上げたので、あまり考察はありませんが、常に注目をしておかなければならない取引所ですね。