CoinMarketCap掲載基準を見直し|取引高の曖昧さが原因か 

仮想通貨の価格、時価総額や取引所取引高のランク付けを行うウェブサイトCoinMarketCap(コインマーケットキャップ)は、取引高が曖昧なのではないかとする意見が寄せらせており、取引所のランク付けの仕方を大きく変更していると公表した。

CoinMarketCapは仮想通貨取引所が公開している”API”により、正確性のある計算を行っていると発表しているが、正確性を崩してしまう複数の要因がでてきているという。

要因の一つに、”取引手数料マイニング”がある。
これは現在幾つかの取引所で使われている仕組みであり、売買手数料の差し引きを取引所が発行している独自トークンで行う。しかしこの仕組みでは売買回数を増やしトークンを増やすことで利益を生むことができるため、取引高を上昇させることができ、アルゴリズムにしたがって取引を行うツール”ボット”により売買が自動化されることがあればさらに価格誤差は大きくなるとしている。

また、取引高を変更したり、取引の意思がないが売買をして取引高を操作する”偽装売買”がいくつかの取引所で広まっており、取引高を維持するために投資家の注文に約定を保証する”マーケットメイキング”や自動取引ツール”ボット”に頼っているのではないかと発表している。

運営の見解

運営の椎木
コインマーケットキャップに関しては、色々な噂がありますのでその疑念を晴らす必要があると思います。
仮想通貨系のサイトで世界中から多くのアクセスがあるサイトなので、ここで基準を改定して透明性を持たせるのは必要なことだと思いますので良いニュースですね。
暗号通貨の本質は改ざんができないということが特徴ですが、暗号通貨関連のサービスは透明性が乏しいサービスやサイトが多いのが現状です。それが今後このニュースをきっかけに変わっていくことを強く望みます。