スイス・ツーク市でブロックチェーンを活用した実験を行う

スイス・ツーク市でブロックチェーンを活用した実験を行う

スイス・ツーク市でブロックチェーンを活用した投票システムの実験が行われます。投票は6月25日から7月1日にかけて行われる予定です。

ツーク市は仮想通貨及びブロックチェーン開発の世界的拠点である「Crypto Valley」と呼ばれており、ブロックチェーン関連の企業が集まり、積極的に技術革新がつつめられている場所です。

2017年11月にイーサリアム上の個人情報管理アプリケーションである「eID」と呼ばれるデジタルIDシステムが導入されました。今回はそのシステムによって、市民は自分のモバイル機器から投票を行うことができます。現在は200人ほどが登録しています(人口約3万人)。

今回は実験であるため、重要度が低く、投票結果によって都市に影響はありません

ブロックチェーンではトランザクションの処理スピードが遅いなどの欠点がありますが、今回の投票や図書館での貸し出しなど、トランザクション処理スピードがあまり問題にならないところでの試験的導入を今後も積極的に行っていくと見られています。

また、デジタルID化はスイスの国策として進められており、スイスはクリプトバレーの存在や仮想通貨の非課税政策などからヨーロッパで最も仮想通貨及びブロックチェーン技術開発を推奨している国だと言われています。

運営の見解

NEXTMONEY

スイスは昔からの金融大国であり、プライベートバンクなどの銀行業がとても有名な国です。

その中で近年ではブロックチェーン技術開発に力を入れており、中国やアメリカなど資本の大きな国が目立ってばかりいますが、スイスが国としてのデジタルID化を世界で最初に完成してしまうのではないかと考えています。

金融に関しては私の中ではトップの国であり、日本が仮想通貨事業やブロックチェーン技術開発で遅れを取らない為には、スイスのような国を見習うべきではないかと思います。