富士通がブロックチェーンの実証実験を開始

富士通がブロックチェーンの実証実験を開始

日本の大手企業である富士通が、ブロックチェーン技術を利用して異種データの流通や利用の支援を行えるクラウドサービス「FUJITSU Intelligent Data Service Virtuora DXデータ流通・利活用サービス」の実証実験を開始しました。

同実証はソフトバンク、三菱地所、東京大学と共同で、東京・丸ノ内エリアで実験が行われるようです。

企業や組織が保有しているサービスやビジネス創出をを安心・安全に促進することが目的です。

実験では、三菱地所が保有するビルの電力使用量や商業ビル内の店舗での売上などのデータと、ソフトバンクが保有する人の流れに関するデータなどを、富士通のブロックチェーン技術を活用したサービスを使って共有し、ブロックチェーンの実用性を検証します。

今回の実験により、取引データが可視化され、ブロックチェーン技術の最大の特性である改ざんできないというメリットを活かし、異種行間でのデータの交換を可能にします。

富士通は今後、Virtuora DXの参加者が登録した情報から必要なデータを検索し、該当するデータの提供者に利用を申請し、データの提供者が承認して申請者に該当するデータを暗号化した上で提供する機能を追加していく予定だそうです。

また、2020年度末までには10社ほどが参加するコンソーシアムを500ほど形成することを目指しているようです。

運営の見解

運営の堀口
富士通のブロックチェーン技術開発には、IoT向けの仮想通貨であるIOTAが提携しており、同時期に中国ブロックチェーン技術格付けにもリストアップされています。

IOTAはドイツの財団が本営ではありますが、徐々に技術開発分野でのパイプができ始めており、評価の高い技術が実利用化に近づいています。 

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