Verge(バージ/XVG)の特徴・詳細とは|匿名性・透明性・オープンソースを重視した仮想通貨

Verge(バージ/XVG)の特徴・詳細とは|匿名性・透明性・オープンソースを重視した仮想通貨

バシリスクは南米アマゾンに生息している全長60~80cmほどのイグアナの仲間です。後ろ足の指が長く大きな水の抵抗を得ながら高速で動かすことで、水の上を走ることができるため、水の上を歩いたという伝説を持つキリストに例えて「Christ Lizard(キリストトカゲ)」という異名を持っていたりします。

そんなバシリスクをモチーフにしたキャラクター、「バージリスク」をご存知でしょうか。イラストレーターのトマトカゲ氏がデザインしたこのキャラクターは、本記事でこれから紹介していく仮想通貨の「Verge(バージ/XVG)」の公認キャラクターです。語尾に「~バジ」とつけ、口癖が「プライバシー!」。職業がバイト忍者で手に手裏剣を持っており、趣味は競馬・パチンコ・アイドル、恐妻家で妻にまずいところを見られると体を透明にして身を隠す(忍者だから)、興奮するとVergeを投げ銭する、、としっかり練られており、LINEスタンプまで販売されています。

このバージリスクのキャラクター設定は、Vergeのレイスプロトコルによる匿名性と非匿名性の選択、投げ銭機能、プライバシーについての考え方などを反映しています。高速決済が可能なコインなので、水の上を走るほどの素早さを持つバシリスクとのイメージも合っています。

そんな「バージリスク」のVergeについて、特徴・詳細、将来性について、世界的エロサイトとの連携から51%攻撃にあったこと、秘匿技術やリブランディング前の名前まで、詳しく解説していきます。

Verge(バージ/XVG)の最新価格・相場・チャート・評価


Verge(バージ/XVG)の特徴・詳細

Verge(バージ/XVG)は、2014年10月9日に有志のボランティア開発者により「DogecoinDark」として開発されたかなり先発の草コインです。

2016年2月15日にリブランディングし、今の名称になりました。名称が、元々あるネタコインである「Dogecoin」のフォークではないかと思われてしまうことや、「Dark」の語感が犯罪やマネーロンダリングを想起しすぎることを改善したかったためだと思われます。

「Verge」は英語では権威を表す杖やしるしのことで、それがおそらく由来なのですが、フランス語では男性の陰部の意味になってしまいます。それを知らずに命名したとは考えにくいので、もしかしたらまだふざけているのかもしれません。

Verge(バージ/XVG)とは?

Vergeは、サトシ・ナカモト氏の思想を受け継いでおり、匿名性、透明性、オープンソースを最重視した仮想通貨として運営されています。象徴的なのは、 発行上限枚数を約165億超と多めに設定しているのですが、開発者や運営者陣への、事前発行は一切されておらず、運営資金の100%がボランティアと募金で成り立っているということです。

中央集権を忌避するビットコインからの思想に則っているとされ、多くのファンがいてコミュニティが活発なのが特徴です。

この活発なコミュニティのほか、Vergeの特徴として、「匿名取引」「秒速決済」「5つのアルゴリズム」などについて説明していきます。

匿名取引

Vergeはプライバシーを重視した仮想通貨として知られており、Monero、DASH、ZCahs、PIVXなどの匿名系仮想通貨と比較して語られることも多いです。

この最大の特徴について、「Tor」「i2P」「レイスプロトコル」という3つの技術について紹介します。これらはダークウェブ、ダークネット、深層webなどと呼ばれる界隈でよく利用されている技術です。

3つの技術
  • Tor(The Onion Router)
  • i2P(The Invisible Internet Project)
  • レイスプロトコル(Wraith Protocol)

Tor(The Onion Router)

アメリカで開発されたTorは、TCP/IPにおける接続経路を匿名化する技術です。通信の内容は匿名化されることはないため、どのようなやり取りが行われたかは確認できますが、どこから発信された通信か、ということはわからないようになっています。このTorを用いることで、Vergeは送金の経路を秘匿化することを可能にしました。

i2P(The Invisible Internet Project)

「不可視インターネットプロジェクト」と訳されるi2Pは、通信の始まりと終わり、さらに端点間の通信を匿名化する技術です。この技術によってどこからどこへ送金されたかを秘匿することができます。Torと組み合わせることで通信接続経路も隠すことができるので、高い匿名性が実現します。

レイスプロトコル(Wraith Protocol)

レイスプロトコルは、取引履歴を公開するか否かを選択することを可能にする技術です。履歴公開のスイッチといったところでしょうか。このレイスプロトコルでコントロールできるのは取引履歴の公開非公開だけです。履歴を公開していても匿名性を持って送金などを行うことは可能です。

Verge(バージ/XVG)の3つの特徴

以上のレイスプロトコル、Tor、i2Pを組み合わせることによって、送金元アドレス・送金先アドレス・取引履歴を秘匿することが可能となります。

そしてこれらの技術を基にしたVerge(バージ/XVG)には「秒速決済」「5つのアルゴリズム」「コミュニティ」の3つの特徴があります。

3つの技術
  • 秒速決済
  • 5つのアルゴリズム
  • コミュニティ

秒速決済

Vergeは、ブロックの生成時間が数秒〜数分と、とても速いです。ビットコインのほぼ20分の1の時間で決済ができるとされています。これは、SPV(Simple Payment Verification)という技術を利用することで実現しています。この技術は、ノードがブロックのヘッダー部分だけをダウンロードすることで、処理速度を早めるというものです。

5つのアルゴリズム

Vergeは、マイニングにマルチアルゴリズムというマイナーに均等に報酬を分配しやすくなる仕組みを採用しています。Vergeでのマイニングは、ビットコインと同じProof of Workで行われますが、これに加えて、「Scrypt」「x17」「groestl」「blake2s」「lyra2rev2」という5つのアルゴリズムが使われています。

コミュニティ

先に紹介したキャラクターの例にもある通り、Vergeは世界中に熱烈なファンがいてとても愛されています。開発・運営・マーケティングはボランティアで成り立っており、特定の営利団体や国家の政治的圧力に惑わされない仮想通貨をめざして活発なコミュニティが保持されています。

その非中央集権的なスタイル、少しダークな装いから、Vergeは仮想通貨らしい仮想通貨と言えるかもしれません。

Verge(バージ/XVG)の将来性

Vergeは、2017年に価格が1万倍以上高騰し、大きく注目を集めました。仮想通貨らしい仮想通貨であるため、当時は大きく期待されていたきらいがあります。

しかし現在は他の仮想通貨同様に価格も落ち着いています。ここからVergeはどのような変化・進化をしていくのでしょうか。いくつかの観点から見ていきたいと思います。

匿名系仮想通貨であること

まず、匿名性について。Vergeは、匿名系の仮想通貨です。匿名系の仮想通貨はマネーロンダリングや資金洗浄の温床、テロリストやマフィアなどの資金源ツールになる可能性があるとされ、国際的な規制がされるだろうという予測があります。

このことから仮想通貨取引所でも敬遠されがちです。レイスプロトコルにより取引履歴公開のオンオフができることでこれは回避できるという見方もありますが、大きな権力の前でテクノロジーは規制されるがままなのが現実なので、何とも言えないところです。

ハッキング事件

また、Vergeは2018年の4月と5月の2回、ハッキングの被害に合い、数億円もの被害を出しています。システムの脆弱性が原因でハッカーにそこを突かれたのですが、この脆弱性は、ライトコイン創設者である、チャーリー・リー(Charlie Lee)氏やモネロ創業者である、リチャード・スパグニ(Riccardo Spagni)氏らにたびたび指摘されていたものでした。

この事件でVergeのシステムへの信頼性は低くなってしまったと言わざるを得ないでしょう。

Pornhubとの連携

Vergeが世間を騒がせた大きなニュースというと、Pornhubとの連携が挙げられます。Pornhubは、世界的なエロサイトです。エロサイトでの決済方法として、プライバシー重視の仮想通貨Vergeが採用されたということです。

世界的なエロサイトということでその取引量もかなり多いと予想され、Vergeの利用者増が期待できますが、エロコンテンツは国によっては強い規制の対象となるので(下手したら犯罪なので)、この連携でVergeは表舞台ではなくやはり「ダーク」な場所での流通をめざしていることが決定的になったと言えてしまいます。

コミュニティの熱狂度

ここまで少しネガティブな視点でVergeの将来性を語りましたが、Vergeは他の仮想通貨と比較してひとつ大きなアドバンテージを持っています。何度か述べていますが、それは強力なコミュニティです。仮想通貨はまだ発展途上で、投資対象として見る場合そのコミュニティの熱狂度が大きな要素になります。

フォロワーが盛り上がっている仮想通貨は大きく値上がりし広く流通すると考えられるためです。

この要素を、Vergeは持っていると言えるでしょう。魅力的なキャラクターや凝ったプロモーションがその証拠です。ただ、日本版のTwitterが、2018年9月から更新されていないのは気になります。

これからもVergeの動向から目が離せません。

Verge(バージ/XVG)のおすすめ取引所

Binance

  • 主な取り扱い通貨 : BTC・ETHをはじめとする70種類以上
  • 手数料      : 0.1%~0.05%
  • セキュリティ   :★★★★☆

【仮想通貨取引所】Binanceの特徴・詳細

2018.03.19

中国の大手仮想通貨取引所で、取引量は世界でも1.2位を争うほどの人気です。中国の取引所なので中国系の仮想通貨を多く取り揃えていますが、仮想通貨先進国の日本で人気の仮想通貨も多く取り揃えています。取扱種類は70種類を超えると言われています。

最大の特徴は、取引手数料がBNB(バイナンストークン)を使用して取引を行うと、手数料が0.1%から半額の0.05%になります。仮想通貨取引での0.05%は非常に安く人気の理由のひとつです。

Binanceは人気の仮想通貨をいちはやく取り入れるため、Binanceをチェックすることで、どの仮想通貨が今人気なのかを知ることができます。さらに、公式の発表で全てのハードフォークに対応することを公表しており、BTCをBinance内で持っているだけでハードフォークコインが付与されます。

HitBTC

  • 主な取り扱い通貨 : BTC・ETH・XRP・XEM・LSKなどの230種類以上
  • 手数料      :  -0.01%~0.1%
  • セキュリティ   : ★★★☆☆

【仮想通貨取引所】HitBTCの特徴・詳細

2018.03.21

HitBTCは2013年9月にHitSolution Inc.により設立された取引所です。取引所はイギリスで登録されていますが、運営の所在地は定かではなく、デンマークやエストニアではないかと憶測が飛んでいます。

さらに取扱通貨も幅広く、ICO直後のかなりマイナーなコインまで取扱があります。超マイナーコインの取入れには積極的で、突然取引停止になってしまうリスクもあるので、このような通貨を取引する際には十分注意が必要です。

 

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