【Mt.GOXハッキング事件】マルク・カルプレス被告|最終弁論にて「無罪」を主張

マルク・カルプレス被告|最終弁論にて「無罪」を主張

ビットコインの流出事件を引き起こした仮想通貨取引所マウントゴックスに元CEOマルク・カルプレス氏に新たな情報が判明した。

27日、東京地裁で開かれたマルク・カルプレス被告の最終弁論にて、同氏は改めて約3億円の顧客資金を着服したことについて「無罪」を主張したと、NHKの報道で明らかとなった。マルク・カルプレス被告に対しては今月12日、検察側から懲役10年の求刑を求められている。

本日報道された最終弁論の公判で同氏は「無罪」を主張しているが、公判の審理は全て終わっており、最終判決は2019年3月15日に発表されるようだ

NHKの放送によるとカルプレス被告は公判の最後に、次のように述べたという。

「ハッキングを防げず申し訳ありませんでした。すべての罪について繰り返し無罪を主張します」

カルプレス被告の起訴内容

起訴内容は2017年7月の初公判で、「顧客の資金を不正に利用したことはない」と完全否定。2018年10月の公判で行われた被告人質問に関しても「当時横領したとされている資金については会社の貸付金として処理を行い、あとで清算するつもりであった。」と述べ、2017年の初公判同等に否定を続けている状態であった。

検察側はこれらのカルプレス氏の発言に対して、「金銭貸借の書類はなく、返済の意思はなかった。多額の資金を使い込み、顧客の信頼を裏切った責任は重大である。」と述べたという。

これに対してカルプレス氏は、「ハッキングの際にそれらの資金は盗まれた」と主張。自身は資金を横領していないと否認を続けている。

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