米証券取引委員会(SEC)|ビットコインETFの承認を「2019年2月」に延長!|仮想通貨の運命は2019年にどちらに動くのか?

米証券取引委員会(SEC)は12月6日、ビットコインの価格上昇のきっかけになのではないかと予想されるビッコインETF(上場投資信託)の期日を「2019年2月27日」に延期したことを発表した。

今回の延期されるビットコインETFは、世界有数の取引量を誇るデリバティブ取引所であるシカゴオプション取引所(Cboe)が申請したビットコインETF「VanEck SolidX Bitcoin Trust」である。

引用元:米証券取引委員会(SEC)より

ビットコインETF「VanEck SolidX Bitcoin Trust」は、複数の企業によって構成されており、「Solidx Management LLC」「Foreside Fund Services, LLC」「The Bank of New York Mellon」「Delaware Trust Company」が各分野の専門企業として参加している。

そして、シカゴオプション取引所(Cboe)が申請しているビットコインETFについて、どのような種類を申請しているのか。

ビットコインETFには様々な種類が存在している。今回、延期が決定された「VanEck SolidX Bitcoin Trust」は、現物によって投資信託が行われ、最低取引単価が「20万米ドル」に設定されていることから、仮想通貨市場に参入していない大手個人投資家や機関投資家などの高い信金力を持つ投資家の参入が期待されている。

ビットコインETFの決定はいつか?これまでの流れについて

シカゴオプション取引所(Cboe)はビットコインETFを申請する以前、2017年12月に世界初となるビットコイン先物取引をスタートしている。

その後、2018年6月20日にビットコインETFである「VanEck SolidX Bitcoin Trust」の申請を行い、2018年8月10日に申請の承認結果が明らかになる予定であった。

しかし、米国で定められている米証券取引法によって、審議に必要な日数の延長をおこなるため」、公聴会を開催した。これによって最大延長日数「90日」まで延長し、承認決定日を2018年9月30日まで延期したのだ。

そしてこれをきっかけに、ビットコインをはじめとする仮想通貨の価格は多くな下落トレンドに突入し他のだが、これらの市場の反応からビットコインETFへの大きな期待が伺える形となった。

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2018年9月30日に承認決定を予定されていたビットコインETF「VanEck SolidX Bitcoin Trust」は、ここからさらに延期されることとなり、今回の承認予定日「2019年2月27日」となったのだ。

しかし、SECが延期できるビットコインETFの期日は最大で2019年2月までとなっており、今回発表された27日でビットコイン(BTC)の価格は大きく左右されるだろう。

ビットコインETFに関する発言

ビットコインETFに大きな関係性や賛成的な意見をもつ、「クリプトママ」と呼ばれるSECのコミッショナー「Hester Peirce(ヘスター・ピアース)氏」は「SECはビットコインETFを承認するまでに長い時間がかかる可能性がアルタ、投資家はSECの阪大を待つべきではないと」述べ、ビットコインETFについて次のように続けている。

あなたの息を止めないでください。暗号やビットコインのETFが承認されたときに生きていたり死んでいないように注意します。皆さんは、私が[暗号]に関してもう少しオープンな考えを持つように私の同僚に説得しようと努力していることを知っています。私は他の人々ほど魅力的ではない。

ビットコインETFの延期については多くのアナリストや仮想通貨に関する著名人が発言をしており、アメリカのニュース通信社「CNBC」のアナリストであるブライアン・ケリー氏は8月時点で、「仮想通貨ビットコインETF(上場投資信託)の承認が早くても来年2月である可能性の高」いと予測していた。

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ビットコインETFが承認されることによるビットコインの価格

ウィンクルボス兄弟が運営する仮想通貨Gemini(ジェミニ)は2013年からビットコインETFの申請を行なっているが、依然として申請の承認がされておらず、却下が続いている状態である。

ですが、これらのビットコインETFが却下される事によるビットコイン暴落は発生していない。ここまで延期を繰り返し行われ、ビットコインETF「VanEck SolidX Bitcoin Trust」への期待が大きく高まるなか、却下される形となればビットコインをはじめとする仮想通貨全体に大きなダメージを与える可能性がある。

しかし、ナスダックやBAKKT(バクト)のビットコイン先物取引や、仮想通貨取引所Bainance(バイナンス)による独自ブロックチェーン「Binance Chain」の完成予定の発表など、今月に入って2019年のビットコインに関する前向きな予定が決定しているのだ。

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