仮想通貨リップル(XRP)をベースにしたグローバル決済アプリをブロックチェーン開発企業「R3」が発表

米国ニューヨークを拠点に置くブロックチェーン開発企業「R3」は、仮想通貨リップル(XRP)をベースとした、国際送金を目的としてたブロックチェーン上に、国際決済プラットフォームである新たなアプリを発表したことが明らかとなった。

今回発表されたアプリは「Corda Settler」と呼ばれ、ブロックチェーンを活用した国際的な送金を実現することとなる。アプリ「Corda Settler」で使用されるブロックチェーンは、「Corda」ブロックチェーンを使用し、仮想通貨XRPを基軸通貨として使用することとなる。

仮想通貨リップル(XRP)をベースにしたグローバル決済アプリを発表

R3が開発・提供する「Corda」とは?

ブロックチェーン開発企業R3が開発・提供する「Corda」とは、ブロックチェーンには「送金者・受取人」の取引のみ記録され、それぞれブロックチェーンの中身が変わる仕組みとなっている。ブロックチェーンを使用している代表的な仮想通貨ビットコイン(BTC)のように、全ての人が同じブロックチェーンを使用するのではなく、「送金者・受取人」ごとにブロックチェーンを分けて持つことで、送金に関わる2人以外は取引を閲覧できないようになっている。

これらのリリースでは、R3のCTO(最高技術責任者)であるRichard Gendal Brown氏は、自社のXRPについて次のように述べている。

「世界で最も影響力のあるXRPとブロックチェーンコミュニティの2つが育んだ強力な生態系がどのように協調して働くかを示すために、Corda Settlerの導入とXRPのサポートが最初の決済メカニズムとして重要なステップです」

「Settlerはあらゆる形態の暗号と従来の資産に開放されていますが、XRPを使用したこのデモンストレーションは、価値を移転して支払いを達成するためのデジタル資産の広範な受容と使用を示す次の論理的なステップです」

XRPとR3の今後とは?

今回のアプリケーションの発表によってXRPとR3は急激な前進をしたこととなる。今年9月には、昨年から続いていたリップル社とR3の訴訟問題を和解という形で解決している。

2017年9月からリップルラボとコンソーシアムR3の間で始まった今回の問題は、、デラウェア州とニューヨーク州の裁判所にリップルラボを相手取って裁判が始まった。リップル社はR3と事前にXRPの事前販売に対する契約をしていたが、R3側が違反をしているということでこの問題につながった。

また、今回発表されたアプリケーション「Corda Settler」の基軸通貨として仮想通貨XRpが使用されることとなっている。

XRPとしては、国際送金プラットフォームやそれに伴うブロックチェーンの開発・提供を行うRipple(リップル)社が、「xCurrent」の最新プロダクトである「xCurrent 4.0」のコンセプトを発表し、仮想通貨が下落相場に突入している中で、大きな下落を免れている。

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