分散型ギャンブルアプリであるEOSBet、世界的なギャンブル規制機関のライセンス取得

オンラインギャンブルの分散型アプリケーションであるEOSBet(イオスベット)は、世界的にも有名なオンラインギャンブル規制当局の一つであるCuracao e-Gaming(キュラソー・イーゲーミング)のオンラインギャンブルのライセンスを取得したと発表した。

Curacao e-Gaming(キュラソー・イーゲーミング)とは?

キュラソー・イーゲーミングは、オランダのカリブ海を構成する島の一つであるキュラソー島の司法省からのマスターギャンブルのライセンスを取得している。オンラインカジノのウェブサイト上にキュラソー・イーゲーミングのライセンスが表示されているということは初期調査の過程を経て、定期的にキュラソー・イーゲーミングに監査されている正式なウェブサイトであることを表すことになる。

また、マスターライセンスの保有者は誰にでもオンラインカジノを運営する上で必要なサブライセンスというものを付与できる。しかし、マスターライセンス保有者は、自身が付与したサブライセンス保有者のすべての活動の責任を負う必要がある。

キュラソー・イーゲーミングの公式ブログによると、オンラインカジノを運営する上でライセンスを取得するということは取引の透明性や顧客との信頼性を高めることができるという。また、企業は新たに銀行契約を行うことができ、決済方法やカード発行に備えることができるほか、ドメインの差し押さえや、プロジェクトが閉鎖される可能性がなくなるといったメリットもあるという。

イオスベットは市場で人気となるのか?

イオスベットとは、バカラやサイコロを使ったゲームでプレイヤーが仮想通貨EOS(イオス)をベットすることができるブロックチェーンを利用した分散型ギャンブルアプリとなっている。

このアプリはイオスのブロックチェーン技術の長所をいかしており、即座に取引ができるほか、取引にかかる待ち時間や手数料をほぼゼロで利用することができるという。現在このプラットフォームには日本円で約5億円以上の掛け金があり、イオスネットワーク上でも上位に入る分散型アプリケーションとなっている。

このアプリでは、ネイティブのBETトークンを持っているプレイヤーはゲームで発生した利益の100%をイオスで報酬として受け取ることができる。そのため、イオスベットはこのアプリが初のコミュニティ主導のカジノであると主張している。

払い出しは各プレイヤーがベットしたトークン数に応じて比例分配されるという。イオスベットは設立からわずか2ヶ月という短い期間で日本円で約1億円以上をトークンの保有者に支払ったと発表されえた。

このプラットフォームは、以前に3ヶ月間の ベータテストを行っており、その後チームを拡大するためにライセンスの取得に向け活動を行っていた。

キュラソー・イーゲーミングから与えられるライセンスはプラットフォームでインタラクティブで様々なギャンブルの操作を行うことを可能にするようだ。これに伴いプラットフォームは新たなゲームを発表し、ウェブサイトのリニューアルを行っているという。

イオスベットの担当者は今回の発表について「我々はライセンスを取得するために全力をつくした。今後もこのアプリがスマートカジノの基準となるよう精進していく。」と語っている。