仮想通貨関連企業に爆発物を送ったスウェーデン人男性に対して有罪判決

スウェーデン人の男が、イギリスに拠点を置く仮想通貨関連企業に爆発物を自身で作成し送ったとして、裁判所から有罪判決を受け6年6ヶ月の懲役刑を言い渡されていたことがわかった。スウェーデンの警察当局と共に捜査を行っていたイギリスの警察当局が先週の金曜日に発表した。

今回の事件の被告人であるJermu Michael Salonen(イェルム・マイケル・サロネン)氏(43)は、昨年11月にイギリスの仮想通貨ウォレットなどのサービスを提供している企業CryptoPay(クリプトペイ)で働く従業員に対し、自身で作成した爆発物を送ったとされている。

事件の経緯について

爆発物が送られた場所は、CryptoPayが以前に使用していた事務所でCryptoPayはその事務所から拠点を移していたため約5ヶ月もの間、爆発物は封を開けられることなく保管されていた。

そして今年の3月に爆発物が保管されていた事務所で働く従業員が中身を確認しようと開封しかけたが、開封しきる前に違和感を感じ警察に通報した事により今回の事件が明らかとなった。発見された爆発物は爆発物処理班によって解除され、イギリスの警察当局テロ対策班が捜査を行うこととなった。

イギリスの警察当局は爆発物に付着していたDNAを採取し、調査を行ったが該当する人物を見つけ出すことができず、ICPO(インターポール)に捜査協力を依頼した。その後スウェーデンの警察当局によりイェルム氏の犯行であることが判明し、逮捕に至ることとなった。また、イェルム氏は爆発物のみならず、謎の白い粉末状の物などをイギリスやスウェーデンの有名人に対し送っていたことも明らかになっている。

イギリスの警察当局の捜査によると、イェルム氏は昨年8月にCryptoPayのカスタマーセンターにパスワードを紛失したとし、パスワードの変更と再発行を求める旨のメールを送ったが、CryptoPayは利用規約に反しているとしイェルム氏の要求を受け入れなかったという。この一連の流れが今回の事件を起こすに至った動機なのではないかと考えられている。

仮想通貨市場で増える事件とは?

今回の事件の判決が下りた先週の金曜日、CryptoPayはTwitter上に「パスワードを忘れてしまいましたか?大丈夫です」といった文面と一緒に、「私たちに爆発物を送るより早くて簡単です」と書かれたパスワードのリセット画面をツイートしていた。

昨今、仮想通貨がこのような事件の発端となる事が増えてきている。記憶に新しいところだと、アメリカ人の詐欺師にインド人の少年が仮想通貨を騙し取られてしまいアメリカのマイアミ国際空港に爆破予告を幾度となく行い警察当局に拘留されるといった事件が今月のはじめに発生している。

米国人にBTCをだまし取られたインド人の少年、マイアミ空港に爆破予告をして逮捕

2018.11.09
実際の法定通貨をめぐって様々な事件が発生するように、仮想通貨をめぐっても様々な事件が発生している。今回のような事件は決していいことではないが、これは、仮想通貨が我々の生活に徐々に浸透してきている証拠であると言ってもいいかもしれない。