仮想通貨ウォレット『Coinomi』の特徴・詳細と作成方法

ウォレットの中には特定の仮想通貨を中心とした少数の銘柄しか対応していないものもあれば、イーサリアムのERC20トークンを含めた50以上の仮想通貨にも対応しているウォレットも存在しています。
今回はひとつのウォレットで複数の仮想通貨を一括管理できるcoinomiの特徴やウォレット作成方法を解説します。

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coinomiウォレットの特徴・メリット

合計500以上の仮想通貨やトークンに対応

coinomi公式サイトによると、2018年10月23日現在では125種類のブロックチェーンと382種類のトークンに対応しています。合計すると507種類にも及びます。
加えて現在でも対応している銘柄が増え続けています。
Twitterを見ると9月28日にhempcoinの追加が決定し、10月2日にもウィンクルボス兄弟が創設した仮想通貨取引所Geminiの発行したステーブルコインGemini dollarの追加が発表されています。

iOS、アンドロイドどちらにも対応している

モバイルウォレットの中には、iOSとアンドロイドのどちらかにしか対応できていないウォレットも存在します。coinomiはiOSとアンドロイドの両方に対応しており、どちらのバージョンでも無料で利用することが出来ます。
更に公式サイトによると、2018年第4四半期にデスクトップウォレットのリリースも予定されています。ただし2018年10月23日現在ではまだリリースされていません。

必要分だけウォレットに追加

取引所などのウォレットでは、自分が保管していない仮想通貨も0で表示されています。全て表示されているのは取り扱っている仮想通貨を明確にする分には便利ですが、目的の仮想通貨を探すためには手間がかかります。
coinomiでは、自分で保管する可能通貨のウォレットを追加・削除が可能となっています。
500種類以上の仮想通貨やトークンを保管できるcoinomiであっても、全てのユーザーが全種類の仮想通貨やトークンを保管するわけではありません。
自分の保管する分だけウォレットを追加することで、自分にとって使いやすいようにカスタマイズすることができます。

両替機能・クレジットカードによるbitcoin購入

coinomiではウォレットに仮想通貨を保管したままの状態で、海外の仮想通貨両替所であるShapeShiftあるいはChangellyを経由して両替することが可能です。時間をかけずに別の仮想通貨が必要な時には便利な機能です。
ただし、この両替機能はいつまで使用できるか不明です。2018年10月段階ShapeShiftとChangellyは共に本人確認不要で両替を行うことが可能であるため、本人確認せずに導入できるウォレットにも問題なく導入できました。
しかしShapeShiftはマネーロンダリングに利用されているという指摘もあり、何らかの規制が入る可能性もあります。
coinomiではクレジットカードを使ってbitcoinを購入することも出来ます。ですが相場変動によるリスクの大きさには十分に理解しておきましょう。
以前はbitFlyerやZaifなどでもクレジットカードによる仮想通貨の購入は可能でしたが、リスクの大きさから現在はサービス停止となっています。

coinomiウォレットの特徴・デメリット

利用規約が英語

coinomiでは、ウォレットの使い方に関する説明を日本語で行ってくれます。しかし初期設定完了後に表示される利用規約は全文英語のままとなっています。

復元フレーズが英語

coinomiではウォレットの初期設定の時に、スマートフォンを紛失あるいは機種変更した時に利用する復元フレーズが表示されます。
日本語対応しているウォレットの中には復元フレーズも日本語の単語を利用しているものもありますが、coinomiの復元フレーズは英単語になっています。

イーサリアムはtoken扱い

coinomiでは対応している銘柄を大きく仮想通貨とトークンに分類しています。多くは仮想通貨という扱いになっていますが、イーサリアムとERC20を利用した仮想通貨は全てトークンの中に分類されているので注意してください。

coinomiウォレットの作成方法

coinomiウォレットのアプリは公式サイトにリンクがあります。①のダウンロードから自分のスマートフォンに合ったものを②の中から選びましょう。
アプリをインストールした後は、「新しいウォレットを作成する」をタップします。
タップすると次は、20以上の英単語が復元フレーズとして表示されます。この復元フレーズを順番通りにミスなくメモしておきましょう。

インターネットと切り離された紙などにメモしておくと、セキュリティ面でも強化されます。なお復元フレーズが表示された後にメモしたかどうかを確認するテストが行われます。
最後にパスワードの設定を行います。2箇所入力するスペースがありますが、これは入力したパスワードがミスしていないか確認するためのものです。

パスワードの設定まで完了すると初期設定は終了です。
あとは自分の保管したい銘柄のウォレットを追加し、使いやすいように自分なりのカスタマイズを行いましょう。