仮想通貨決済サービス「BitPay」|2種類の米ドルにペグしたステーブルコインを発表

店舗向け仮想通貨の決済処理システムを提供する米企業BitPay(ビットペイ)は15日、2種類の米ドルに裏付けされたステーブルコインの対応をスタートすることを発表した。

今回発表された2種類のステーブルコインは、ウィンクルボス兄弟が運営する米大手仮想通貨取引所Gemini(ジェミニ)が発行するジェミニドル(GUSD)と、同じく米国を拠点に置く仮想通貨取引所CircleのUSDコイン(USDC)の決済を開始すると発表されている。

2011年に創業したサービスBitPayは現在、ビットコイン(BTC)とBTCのハードフォークで繁盛したビットコインキャッシュ(BCH)での決済サービスを提供しており、全世界に2万以上の企業が顧客ユーザーを対象としてサービスを提供している。

仮想通貨の歴史のなかで2011年からサービスを提供しているウォレットは少なく、BitPayウォレットという仮想通貨の資産管理をはじめとした仮想通貨の換金(仮想通貨からドル)にまでサービス「BitPayプリペイド Visaカード」を展開している。

ジェミニドル(GUSD)に関しては、世界初となるニューヨーク州の規制当局に承認されたステーブルコインとして今年の9月11日、同通貨を発行する取引所Gemini(ジェミニ)にてサービスをスタートされた。

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BitPayの公式ブログによると、「これらのステーブルコインの価値は、米ドルと1:1の比率で固定されているため、価値の変動に対するリスクや、投資家やユーザーの価格の変動の対応に繋がります。ユーザーは、同通貨を発行する取引所Gemini(ジェミニ)とCircle(サークル)のプラットフォームを介して、ステーブルコインをBitpayで取引することができる。」と発表している。

ステーブルコインの市場は、仮想通貨取引所OKExが「Gemini Dollar(GUSD)」「TrueUSD(TUSD)」「USDコイン(USDC)」「Paxos Standard Token(PAX)」の4通貨をOKExプラットフォームに上場すると発表しており、投資家とユーザーの資金保護に大きな影響を与えている。

さらに、世界で最も取引されているステーブルコインTether(USDT)は9月2日、約1億ドル(約110億円)のTether(USDT)がコールドストレージから仮想通貨取引所Bitfinexに送金されたこと報じられ、USDTが取引所に送金されていることが、Twitterで投稿されたツイートにて判明し、15日のビットコインの急上昇に伴って、USDTの価格は大きな下落トレンドに突入している。

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BitPay(ビットペイ)は翌営業日に決済が完了するほどの決済スピードや取引手数料の安さに定評があり、2種類のステーブルコインをサービスに導入することで、ユーザーの資金を安定的に保有することが可能となります。

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