CFTCの職員のふりをして仮想通貨を詐取した容疑で男二人を起訴

今月28日にCFTC(米国先物取引委員会)が発表した内容によれば、CFTCの職員を装い仮想通貨を詐取したとしてこの男性二名を起訴したようだ。

CFTCでは男性二名が2つの詐欺を行ったとして、米国テキサス州の北部地区連邦地方裁判所に訴状を提出している。発表によれば、この二名の被告のうちの一名は、米国メリーゴーランド州でファースト オプション トレーディング(First Option Trading)社を経営するキム へクロフト(Kim Hecroft)被告であり、もう一人の被告は米国テキサス州でダイヤモンド トレーディング インベストメント ハウス(Diamond Trading Investment House)社を所有するモーガン ハント(Morgun Hunt)被告である。

CFTCの発表によればこの二人の被告は昨年1月に、明らかになっているだけで2人の投資家に対し詐欺行為を行ったとされている。両被告はSNSやE-mailを使い、必ず儲かるなどと言って投資を募っていたという。

CFTCは両被告が詐欺を働く際に、CFTCの職員に成りすましていたと指摘している。本来税金徴収はCFTCの業務ではないが、被告たちはCFTCの職員に成りすまし、投資家から仮想通貨に関する偽の税金の徴収を企てていたとされている。また詐欺に使用した書類の中にはCFTCの法律顧問が作成したとする偽物の書類の使用も確認されているという。

CFTCでは今回の詐欺に対して、両被告による被害に対する賠償、罰金、違法な利益の没収、またCFTC規則及び、商品取引法に反することから無期限での取引禁止及び、登録の禁止を求めているという。